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2022/05/17
スマイルラインとは?ポイントをおさえて美しい口元を作ろう
歯科における美しい口元の基準のひとつに、スマイルラインがあります。きれいに整ったスマイルラインは、笑顔を魅力的に見せてくれます。きれいなスマイルラインの条件や、スマイルラインの整え方を知って、より美しい口元を作りましょう。
スマイルラインとは
スマイルラインとは、「笑ったときに見える上の歯の底辺を結んだライン」を指します。笑ったときに、上の歯の底辺のラインと下唇のラインがゆるやかに沿っているのが、笑顔が素敵な理想的なスマイルラインだとされています。 また、一般的には、スマイルラインが水平的だと男性的な印象、ゆるやかなカーブを描いていると女性的な印象になると言われています。スマイルラインは、笑顔の印象を決めると言っても過言ではありません。笑顔が素敵だと自信をもって思い切り笑うことができますし、相手にも好印象を与えることができます。
スマイルラインが整った美しい口元の条件
スマイルラインと下唇のラインがそろっている
「笑ったときに、スマイルラインと下唇のラインがゆるやかに沿っている」ことが、スマイルラインの美しさを決める重要なポイントです。スマイルラインがきれいに整っていても、口元がゆがんでいたり左右対称でなかったりすると、スマイルラインと下唇のラインがそろわず、理想的なラインが見えません。 口角をあげて笑うことを意識すると、自然と笑顔になり、スマイルラインと下唇のラインがそろいやすくなります。また、相手に明るくさわやかな印象を与えることもできます。逆に、スマイルラインがきれいに整っていても、口角が下がっていると暗い印象を与え、実年齢より老けて見える場合があります。うまく口角があがらないという方は、口元の周りの筋肉である口輪筋を鍛えるのが効果的です。
これらのような簡単なトレーニングで、口輪筋を刺激して鍛えることができます。コツコツ続けることで、自然と口角があがった笑顔を作れるようになりますよ。
歯並び・歯と歯茎のバランスがいい
笑ったときに見える歯並びや、歯と歯茎のバランスも、口元の印象にかかわっています。笑ったときに違和感を感じる場合、これらが原因でスマイルラインが崩れている可能性があります。 スマイルラインが崩れてしまう要因として、歯並びの乱れや出っ歯、受け口などの不正咬合、すきっ歯などが考えられます。また、歯の大きさが不ぞろいである場合も、きれいなスマイルラインができません。 理想的な歯のバランスの条件として、
などがあげられます。
また、笑ったときに見える歯茎は1mm程度が理想的と言われています。3mm以上見えてしまうと、ガーミースマイルと言われ、歯茎が見え過ぎている状態になります。
歯が白くてきれい
歯科医院でのメンテナンスで、きれいな歯を手に入れましょう。歯並びや、不正咬合などは歯科矯正や、補綴物で改善できることもあります。歯並びが改善すると、見た目も良くなり自信をもって笑うことができます。同時に虫歯や歯周病などの治療も行えば、口腔環境も改善されます。 また、スマイルラインが整っていても、歯が黄ばんでいたり着色していたりすると、美しい口元とは言えません。笑ったときに見える歯が白くきれいであれば、清潔感があり好印象を与え、自信をもって笑うことができるでしょう。毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院での定期的なクリーニングは、きれいな歯を維持することにつながります。より白い歯を求めるなら、ホワイトニングもおすすめです。
スマイルラインを整えて美しい口元を目指そう
美しい口元の基準のひとつである、スマイルラインについてご説明しました。口元や歯の大きさ、形は人それぞれです。スマイルラインの指標は1つの目安として、指標だけを気にするのではなく、それぞれの表情に合ったスマイルラインを意識してみましょう。 口元の印象は、顔全体の印象に大きく影響します。スマイルラインが整っていると、明るく笑顔が素敵な印象を相手に与えることができます。スマイルラインを意識して、笑顔が素敵な美しい口元を目指しましょう。
筆者:seeker編集部