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2020/01/06

どちらを選ぶ?保険診療と自費診療

歯科医院に限らず、日本では国民健康保険の制度があり、低額の医療費で必要な医療を受けることが出来ます。しかし、保険診療外の治療も自費診療として受けることが出来ます。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。




保険診療

歯科治療を受けた際、思ったより支払う金額が少なくてほっとしたなんてことはないでしょうか。実はそれは保険診療で受けているからです。日本では病気やケガで医療機関を受診する場合は保険診療を行っています。これは必要最低限の医療サービスが受けられる制度です。

誰でも何かしらの医療・健康保険に加入しています。保険はその人が受けた治療費の大部分を代わりに支払います。私たちは治療を受けた際、窓口で一部費用をお支払いすることになっています。おおむね窓口で支払う費用は2~3割、加入している保険組合が7~8割を負担している仕組みとなっています。

  • 例:歯科医院で治療を受けたとします。治療費が10,000円だとすると...
  • 窓口で支払う代金が3,000円となり保険組合が残りの7,000円を支払う仕組みです。

ただしすべての診療が保険適応というわけではありません。保険で適応可能な治療とは必要最低限、必要な治療となっています。そのため保険ですべての治療が受けられるというわけではありません。

代表的ものとしては美容整形などが例としてあります。です。歯科の例ですと歯を白くするホワイトニングなどの審美歯科は保険適用でないことが多いです。

そのため保険診療には、適応可能な治療方法や料金、処方する薬などの細かい規定によって決められています。



自費診療

自費診療は簡単に言うと医療保険制度を適応しない診療のことを指します。自費診療には保険診療のように細かい規定がないため、患者が望む治療が可能で患者1人1人に合った最も良い治療を選択することが出来ます。

保険診療適応外で例として挙げた美容系の治療が自費診療で受けることが多いです。ただし自費診療は保険が効かないため度々高額となりやすいです。自費診療では窓口でのお支払いはもちろん10割となります。歯科での代表的な自費診療としてはインプラント治療などがあります。



歯科において、自費診療というと「銀歯と白い詰め物・被せ物の差」というように考える方も多いのですが、材料だけでなく患者さんの望む結果に出来るだけ近づけるような治療方法の選択も可能になる点が大きなポイントです。

また、保険診療では治療価格も細かく規定されていますが、歯科で規定されている治療価格は非常に低いままになっています。そのため、治療時間を長くとると歯科医院側の採算が合わなくなってしまう治療もあります。だからと言って手を抜くという事は無いと思いますが、それでもやはり丁寧に時間をかける事で精度が上がる治療もあります。

保険診療は治療に最低限必要な部分を救ってくれるものと認識し、より良い結果を求める場合は自費診療も選択肢に入れる事を検討ください。また、その際には保険診療と自費診療とで何が違うのかを歯科医師に聞いてみましょう。材料の違いだけでなく、治療内容や治療結果の見通しの違いなど、しっかりと納得が出来る場合には自費診療もおすすめです。



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筆者:seeker編集部

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