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2022/10/04

歯の詰め物・被せ物は一般的に何年もつ?保険適応・保険適応外の違いを紹介

歯の治療で使用する詰め物や被せ物には、さまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるため、どれを選べばいいのか悩んでしまう人もいることでしょう。今回は、歯の詰め物・被せ物の平均的な使用年数をお伝えするとともに、保険適応外で行う詰め物・被せ物のメリットとデメリットを解説します。


歯の詰め物・被せ物は一般的に何年もつ?

歯の詰め物、被せ物にはさまざまな種類があり、それぞれ耐久性が異なります。虫歯の治療では、虫歯部分を削ることで歯に穴ができるため、詰め物や被せ物を使用して穴を修復します。使用する詰め物や被せ物のうち、保険適応となるものについての平均使用年数は以下です。



一方、保険適応外となる金歯の平均使用年数は20年、セラミックの平均使用年数は10〜20年といわれています。どの詰め物・被せ物を使用するにしても、定期的にしっかりメンテナンスを行うことが大切です。

詰め物や被せ物の状態を定期的にチェックするとともに、虫歯や歯周病などの確認・ケアを行うことで、平均使用年数よりも長く使用できる可能性があります。



歯科で使用する『保険適応外』の詰め物・被せ物のメリット

保険適応外で行う詰め物や被せ物は治療費が高額ですが、さまざまなメリットがたくさんあります。ここでは、金歯とセラミックを使用するメリットについて見ていきましょう。



金歯を使用するメリット

金歯を使用するメリットは、金属アレルギーが起こりにくい点があげられます。100%純金製ではありませんが、銀歯に比べると金属アレルギーは起こりにくいとされています。

また、金はとても柔らかい素材のため、加工しやすいのが特徴です。歯との隙間を限りなくなくせるため、虫歯菌や歯周病菌が入り込みにくく、再治療のリスクを減らせる点はメリットでしょう。

また、金歯は適度な柔らかさがあるため噛み心地がよく、さらに劣化が起きにくいため割れることがない点もメリットです。



セラミックを使用するメリット

セラミックはお茶碗や湯呑といった陶器と同じ素材です。歯と同じような色味や質感を持っているため、金歯と比べて目立たないのが特徴です。

また、透明感があるため見た目がきれいなことに加え、表面がつるつるとしているため着色汚れや歯垢が付きにくい点はメリットでしょう。さらに、セラミックは経年劣化がありません。強度がとても高く、金属アレルギーの心配もないため長く使用できます。




歯科で使用する『保険適応外』の詰め物・被せ物のデメリット

メリットの多い金歯やセラミックですが、使用するにあたってデメリットもあります。それぞれ見ていきましょう。



金歯を使用するデメリット

金歯を使用するデメリットは、値段が高いという点でしょう。銀歯に比べて10倍以上の治療費がかかるといわれています。ただし、金歯の値段を時価で決める歯科医院もあるため、治療するタイミングによって治療費は変わることがあります。

また、金歯はとても目立つ色のため、前歯など見られやすい場所に入れにくい素材です。上あごの奥歯といった目立ちにくい場所には使用しやすいですが、見た目が気になる場合は避けた方がよいでしょう。



セラミックを使用するデメリット

セラミックを使用するデメリットは、金歯と同様に値段が高いという点が上げられます。銀歯と比較して10倍以上の治療費がかかることがあります。

また、強度が高く経年劣化はないといわれていますが、食いしばりや歯ぎしりなどの負荷によって割れることもあります。セラミックは硬く伸びないため、金歯に比べると歯との隙間を埋めにくい点はデメリットでしょう。




『保険適応』で治療できる詰め物・被せ物の種類と特徴

保険適応で治療できる詰め物や被せ物についても、簡単に種類と特徴を見ていきましょう。



コンポジットレジン

コンポジットレジンは白いペースト状の詰め物で、虫歯を削った穴に詰めた後、光を照射して固めます。銀歯に比べると目立ちにくく、型取りなどがないため治療期間が短いのが特徴です。



インレー

インレーは、虫歯を削った穴に合わせて銀色の金属を形成し接着する詰め物です。型取りをするため治療期間が長くなりますが、強度が強く広範囲の虫歯にも対応できます。見た目が銀色のため目立つ点や金属アレルギーの心配がある点がデメリットです。



硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、硬質レジンだけで作られた被せ物。歯の色に近いため目立ちにくいのが特徴です。



FMC

FMCはフルメタルクラウンの略で、銀歯の被せ物です。治療費が安く、耐久性がありますが、目立ちやすいため、前歯や犬歯などに使用するのは避けた方がよいでしょう。



治療後も定期的な歯科受診を

歯の治療で、詰め物や被せ物を使用した場合は、その後のメンテナンスをしっかりと行うことが長く使用するためのポイントです。セルフケアを丁寧に行うと同時に、定期的な歯科受診を行うことで、経年劣化や虫歯の再治療を最小限にすることができます。

また、保険適応と保険適応外では使用できる詰め物や被せ物が異なります。詰め物や被せ物を使った治療を行う場合は、それぞれの特徴を理解して医師と相談しながら治療方法を決めましょう。


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筆者:seeker編集部

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