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2025/03/20

ストレスで歯が痛むのはなぜ?原因と対策をわかりやすく解説!

歯の痛みを感じると、多くの人がまず虫歯や歯周病を疑います。しかし、特に異常がないのに歯が痛む場合、原因は「ストレス」かもしれません。
実は、ストレスが引き金となり、無意識のうちに歯や口内に影響を及ぼすことがあるのです。
本記事では、ストレスが歯にどのような影響を与えるのか、その主な原因と効果的な対策を詳しく解説します。


ストレスが引き起こす歯の痛みの症状

ストレスを抱えると、免疫力の低下や自律神経の乱れが起こり、体だけでなく口の中にもさまざまな影響が現れます。例えば、歯ぐきの腫れや炎症が起こりやすくなったり、口の中が乾燥しやすくなったりすることがあります。

また、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりが原因で、知覚過敏の症状が悪化し、冷たいものや熱いものがしみるようになることもあります。
さらに、顎の筋肉が緊張し続けることで、疲れや痛みを感じたり、特定の歯に違和感や鈍痛を覚えるケースもあります。

特に、朝起きたときに顎が疲れている、歯に違和感を感じるといった場合は、ストレスで無意識に歯を食いしばっている可能性が高いです。

ストレスが続き、歯を食いしばる機会が増えると、歯の噛み合わせが悪くなったり、顎関節症のリスクが高まってしまいます。
さらに、ストレスによるホルモンバランスの変化が歯ぐきの炎症を引き起こし、歯周病の進行を早めることも考えられます。




ストレスにより歯が痛む主な要因

ストレスがかかると、私たちの体にはさまざまな変化が起こり、歯や口の健康にも影響を及ぼします。その主な要因を見ていきましょう。


歯ぎしりや食いしばり

強いストレスを感じると、無意識のうちに歯を食いしばったり、寝ている間に歯ぎしりをすることがあります。これが続くと、歯や顎に大きな負担がかかり、痛みに繋がってしまうでしょう。

歯ぎしりや食いしばりがひどいと、歯がすり減ったり、知覚過敏を引き起こしたりすることもあります。朝起きたときに顎が疲れていたり、歯に違和感がある場合は、食いしばりが原因かもしれません。


▶食いしばりの原因や対策については、次のコラムをご覧ください。
歯を食いしばる原因とその対策を解説



疲れや寝不足による免疫力の低下

ストレスが続くと、疲労が溜まりやすくなり、睡眠の質も低下します。その結果、免疫力が落ち、歯ぐきの炎症や口内炎が発生しやすくなります。
免疫力が下がると、虫歯や歯周病のリスクも高まり、普段は問題なく耐えられる細菌に抵抗できなくなり、口内環境が悪化する可能性が高くなるでしょう。



自律神経の乱れ

ストレスがかかると、自律神経が乱れ、唾液の分泌量が減少することがあります。唾液には口内を清潔に保つ働きがあるため、分泌が減ると細菌が繁殖しやすくなり、口臭や虫歯のリスクが高まります。

つまり、唾液の分泌量が減少すると、歯ぐきが腫れたり、痛みを感じやすくなってしまうのです。




歯医者で診察を受けるべきタイミング

以下のような症状が続く場合は、歯医者で診察を受けることをおすすめします。

  • 虫歯がないのに歯が痛む
  • 朝起きたときに顎に違和感や疲労感がある
  • 歯ぐきが腫れている、出血しやすい
  • 口の乾燥が続く、知覚過敏が悪化している
  • 歯ぎしりの影響で歯がすり減っている、または欠けている

  • ストレスが原因の可能性がある場合でも、歯科医の診察を受けることで適切な治療や対策を講じることができます。


    ストレスで歯が痛む時の対策

    ストレスが原因の歯の痛みは、日々の生活習慣やケアで軽減できます。 以下の例を参考にし、できることから取り入れてみましょう。


    マウスピースを使用する

    歯ぎしりや食いしばりが原因の場合、マウスピースの使用が有効です。寝ている間に装着することで、歯や顎への負担を軽減し、痛みの予防につながります。
    歯ぎしりがひどい場合は、市販のマウスピースでは十分な保護が得られないこともあるため、歯科医院で自分に合ったものを作ることが理想的です。


    生活習慣を整える

    疲れや寝不足が続くと免疫力が低下し、口内環境の悪化を招きます。そのため、規則正しい睡眠を心がけ、1日7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
    また、栄養バランスの取れた食事を意識し、水分をこまめに摂り、口の乾燥を防ぐことができます。


    リラックスする時間を作る

    ストレスが溜まると、無意識のうちに歯を食いしばったり、筋肉が緊張してしまいます。そのため、意識的にリラックスする時間を持つことが重要です。

    例えば、深呼吸やストレッチを取り入れたり、アロマや音楽を楽しんだりするのも良いでしょう。ウォーキングなどの軽い運動もストレス解消に有効です。


    心身の負担を軽減する薬を使用する

    ストレスが強く、生活習慣の改善だけでは症状が緩和しない場合は、医師に相談の上、適切な薬を使用するのも一つの方法でしょう。

    一時的な症状の緩和を目的として、歯科医でも睡眠導入剤、抗うつ薬や鎮痛剤などを処方することがありますることがあります。




    心身のケアをして歯の健康を守ろう

    ストレスが原因で歯が痛むことは珍しくありません。日々の生活習慣を見直し、ストレスを適切にコントロールすることで、歯の健康を守ることができます。

    それでも痛みが続く場合は、早めに歯医者を受診し、適切な診断を受けることが大切です。



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    筆者:seeker編集部

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