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投稿日:2026/06/18
更新日:2026/06/25
舌の形で健康状態が分かる?地図状舌・溝状舌の特徴と注意したい変化
鏡を見たときに「舌の表面がまだらになっている」「溝のような線が入っている」と気づき、不安に感じたことはありませんか。
舌は体調や口の中の環境の影響を受けやすく、変化が表れやすい部位といわれています。ただし、見た目の変化がすべて病気につながるわけではありません。体質や生活習慣によるものも多いため、まずは状態を見極めることが大切です。
この記事では、舌の形や色が変わる理由と、よく見られる舌の特徴、受診を考えたいサインについて分かりやすく整理します。
舌で病気が分かる?形や色が変化する理由とは
舌は血流や水分量、栄養状態などの影響を受けやすい部位です。そのため、病気だけでなく、体調や生活習慣の変化によっても見た目が変わることがあります。
舌の形や色による変化で考えられる病気について、代表的なものをご紹介します。
● 血色が薄くなり、白っぽい、または鮮やかな赤色になっている状態・・・貧血
● 赤みや痛みが出る状態・・・口内炎や舌炎
● 白い苔のような付着物がついている状態・・・口腔カンジダ症
● 舌が赤くいちごのような状態・・・猩紅熱、子どもの場合は川崎病など
ただし、これらはあくまで一例であり、舌の状態だけで病気を断定することは難しいとされています。気になる変化がある場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。
代表的な舌の形状タイプと特徴
舌にはいくつかの特徴的な形状があり、多くは病気ではなく体質的なものとされています。ここでは代表的な3つのタイプをご紹介します。
地図のような模様が広がる「地図状舌」の特徴
地図状舌(ちずじょうぜつ)は、舌の表面に赤い部分と白い縁取りがまだらに現れ、地図のように見えるのが特徴です。模様の位置や形は日によって変わることもあり、「良性移動性舌炎」とも呼ばれます。
痛みがない場合が多く、特に治療が必要ないケースがある一方で、刺激の強い食べ物でしみたり、ピリピリした症状が現れることもあります。
原因ははっきりしていませんが、体質やストレス、体調の変化が関係している可能性があるといわれています。

深い溝やシワがみられる「溝状舌」の特徴
溝状舌(こうじょうぜつ)は、舌の表面に溝やシワが見られる状態です。多くの場合は生まれつきの特徴とされていますが、ドライマウスや栄養不足が原因となるケースもあり、加齢とともに目立つこともあります。
基本的にそのままで問題ないとされますが、溝に汚れが溜まりやすいため、口臭や炎症の原因になることもあります。
ケアとして、やわらかいブラシなどを使い、舌をやさしく清潔に保つことが大切です。
歯型がつく「舌圧痕(歯痕舌)」の状態
舌の側面に歯の跡がついている状態は「舌圧痕(ぜつあっこん)/歯痕舌(しこんぜつ)」と呼ばれます。舌がむくんでいる、あるいは大きくなっている場合に、歯が押し当てられることで跡がつくとされています。
原因としては、疲労や水分バランスの乱れ、歯ぎしりや食いしばりなどが関係している可能性もあります。
舌圧痕(歯痕舌)は、原因によって適切な治療法が異なります。
歯ぎしりや食いしばりの場合はマウスピース、ストレスや生活習慣が原因の場合は睡眠や運動などで原因を取り除くことが重要です。

舌が変化する原因と受診のサイン
舌の形や状態は、体質だけでなく日々の生活とも関係しています。まずは過度に心配しすぎず、どのような変化なのかを落ち着いて確認することが大切です。
地図状舌や溝状舌は体質や生活習慣が関係することも
地図状舌や溝状舌は、体質的な要因や加齢の影響が関係していると考えられることがあります。
また、ストレスや疲れ、栄養バランスの乱れなどによって、舌の状態が変化しやすくなる場合もあります。
一時的に違和感が出ても、時間の経過とともに落ち着くこともあるため、すぐに異常があると判断する必要はありません。
痛み・腫れ・色の変化など受診を検討したい舌のサイン
舌の形状の変化が一時的な場合は、治療が必要ないこともめずらしくありません。
一方で、以下のような症状が見られる場合は、歯科医院や医療機関への相談を検討すると安心です。
● 強い痛みやヒリヒリ感が続く
● 舌の腫れやしこりがある
● 色の変化(白・赤・黒など)が長く続く
● 出血やただれが治らない
これらは炎症や感染症などが関係している可能性もあるため、自己判断せず専門家の診断を受けることが大切です。
▶舌の炎症については、こちらの記事をご覧ください。 舌炎と舌癌の違いを解説:症状の見分け方と早期発見のポイント

舌の違和感が続くときは歯科医院で相談を
舌の変化は一時的なものも多い一方で、違和感が長く続く場合は注意が必要です。特に痛みや見た目の変化が気になる場合は、早めに歯科医院で相談することが安心につながります。
日頃から鏡で舌の状態をチェックする習慣を持つことで、小さな変化にも気づきやすくなります。無理に自己判断せず、気になるときは専門家に相談することが、口腔内の健康を守る第一歩といえるでしょう。
筆者:seeker編集部
監修者・コメント
歯科医師
都内歯科医院勤務
三宅 友紀 先生
舌の状態は体調や口腔環境の影響を受けやすく、日常的な変化として現れることも少なくありません。地図状舌や溝状舌の多くは良性で、必ずしも治療が必要となるものではありませんが、刺激による痛みや違和感が出る場合もあります。
特に症状が長引く場合や、色や形の変化が持続する場合には、他の疾患との鑑別が重要になります。
自己判断に頼らず、気になる変化があれば歯科医師に相談し、適切な評価を受けることが大切です。
























