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2022/05/12
【seeker編集部の歯科医院体験記2】激痛!歯が痛い!!
こんにちは!seeker編集部です。昨年4月に歯列矯正を終え、現在はホワイトニングをしながら“健康的で美しい歯”を求めて日々邁進中なのですが…ある日突然、歯に強烈な痛みを感じました。いつものように歯間ブラシをしていると、左の奥歯に衝撃的な痛みが走ったのです。
翌日も「痛いかなぁ、痛いよなぁ」とびくびくしながらやると、やはり激痛が!歯列矯正をして以来、歯への意識は高いつもりでいましたし、歯科医院の定期健診とクリーニングでは普段の歯磨きを褒められたばかりだったので、正直ショックでした。しかし、くよくよしていても痛みは増すばかり…。すぐに歯科医院を探すことにしました。
自費診療と保険診療
今回私が受診したのは、「全額自費診療」を行っている歯科医院です。痛みのある歯は何年前に治療したかわからない銀歯だったので、これを機にセラミックにしようと考えたのです。 ご存知の通り、自費診療は費用がかかります。その分、歯科医院によって治療内容や技術力、費用に差があるものの、高性能・高品質の材料を治療に使用でき、ベストな方法で治療が受けられるメリットがあります。一方、保険診療は健康保険が使えます。少ない費用負担で一定のレベル・必要最低限の治療が受けられますが、治療方法や治療に使う材料などに多くの制限があります。 予約当日、「全額自費診療」に内心ドキドキしながら歯科医院へ向かいました。受付で丁寧に案内していただき、問診票を記入。「むし歯」の欄にチェックを付けて名前が呼ばれるのを待ちます。診察室へ案内されるとまもなく先生がいらっしゃいました。私の緊張が伝わったのか「歯医者さん苦手ですか?」と一言。先生の雰囲気とその言葉に和み、思わず笑ってしまいました。
こうして少し緊張が解けたところで診察がスタート。まずは、歯の状態をマイクロスコープを使ってチェックされます。やはり痛いところを触られると激痛が走りました(涙)。チェックが終わると、マイクロスコープのカメラで撮った映像を見ながら詳しく説明をしてくださいました。 するとなんと、歯と歯茎の間に取り切れていない汚れがいっぱい…。毎日きちんと歯磨きをして、歯間ブラシをしているにも関わらず、こんなにも汚れが取れていないのか! と、その恥ずかしさに悲鳴を上げそうでした。何より先生の説明を聞いて驚いたのは、この痛みは“むし歯の痛みではない”ということ。歯と歯の間の汚れがこびりついて固まってしまったために、歯茎のクッションが役割を果たせず痛くなったというのです。むし歯じゃないのに歯が痛くなるなんて! さらに、念のためレントゲンも撮っていただきましたが、やはりむし歯はありませんでした。治療はなく2週間ほど痛みを我慢してしっかり歯間ブラシをするだけ。そのうち痛みは消えてなくなるとのことでした。“健康的で美しい歯”を得るためにも、痛みに耐えながら頑張るしかありません!
新たな問題発生
しかし、安心したのも束の間。これまで全く気にしていなかった“親知らず”に問題があることがわかったのです。そしてその影響で、ほかの歯が深刻な状態になっていることを知らされました。このことには大変驚きました。 実は以前から、
- ①上の奥歯が下がっている
- ②上の奥歯を持ち上げたら下の奥歯にセラミックを入れる必要がある
- ③リテーナー(矯正治療後の歯列を保つために必要不可欠な装置)をサボっていたので歯が後戻りを起こしている
ということはわかっていたのですが、私自身は「まぁ、少しずつ治していけばいいかな」くらいの軽い気持ちで捉えていました。
50年先を見据えて
先生の説明によると、下がっている上の奥歯を持ち上げようにも、下の奥歯にセラミックを入れるにせよ、この“親知らず”の問題を解決すべきだというのです。そこで提案された私に合う治療は、再度矯正治療をしたほうが良いということ。分割払いできるとはいえ、高額な費用がかかることに「一旦考えさせてください!」と正直な気持ちをお伝えしました。 先生からは「しっかり考えてください! 50年先も自分の歯でいられるためには、もう一度矯正治療を始めることをお勧めします」と。 長い目で見て診察してくださる歯科医師さんに出会えて良かった!今回は「むし歯」を疑って歯科医院を受診したわけですが、私の歯の状況を診て、別の問題を見つけ、私に合う治療を提案していただけたことはとても有り難かったです。「むし歯ではなかったですよ!」だけで診療が終わっていたら、50年後の自分の歯はどうなっていたんだろう…。想像するだけでゾッとしますよね。
もっと歯を健康にしたい
今回初めての、しかも「全額自費診療」の歯科医院でしたが、とても丁寧で気さくな対応だったからでしょうか、診察も治療も今後の提案も含め不安は感じられませんでした。 改めて、健康な歯を保つためには定期健診やメンテナンスがとても大事であること、そのためには手間を惜しまず質の高い歯科医院を探すことも重要なんだと思い知らされました。まずは、歯は痛いけどむし歯じゃなかったことに一安心。 そして、痛みがあってもむし歯じゃないことがあるということを知り、とても勉強になりました!50年先も自分の歯で物が食べられるよう、もっともっと歯を健康にするために邁進していきたいと思います。
(seeker編集部)