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2024/05/01
歯を健康に保つ秘訣とは?元気な毎日を過ごすために
歳を重ねても元気な毎日を過ごすためには、身体の健康だけでなく歯の健康を保つことが大切です。今回は、歯の健康を保つために意識しておきたい秘訣についてお伝えします。バランスのよい食生活や正しい歯磨きを意識して、歯の健康を守りましょう。
食生活を気にかける
食生活を気にかけることは、歯の健康につながります。ここでは、歯の健康を保つために必要な「食事の栄養バランス」と「よく噛んで食べる習慣」について解説します。毎日の食事を意識して、歯の健康を保ちましょう。
バランスのよい食事を心がける
歯の健康を保つことはもちろん、歯の発育期にしっかりと栄養を摂ることも大切です。
特に子供や妊娠中の方は、カルシウムやリンなどのミネラルを摂取することに加え、良質のタンパク質やビタミンA、C、Dなどの栄養素を積極的に取ると良いでしょう。これらの栄養素には以下のような働きがあります。
いろいろな食品を組み合わせてバランスのよい食事を心がけましょう。
▶歯を丈夫にする食事のポイントについては、次のコラムをご覧ください。 歯を丈夫にするための食事ってどんなもの?
よく噛む習慣を身につける
よく噛んで食べる習慣を身につけると、口周りや舌の筋肉を使う機会が増えます。加えて、だ液の分泌量にも影響を与えるため、よく噛むことは歯の健康に深く関わっています。 例えば、食事の際にしっかりと噛んで食べている方は、口周りの筋肉が使われやすいです。そのため、顔周りの筋力アップが望めます。言葉の発音が明確になるといった効果が期待できるでしょう。 また、だ液の分泌が促進されるため、胃の負担を軽減できます。口腔内の浄化作用も期待できるため、よく噛む習慣を身につけることは、口腔機能の維持につながるでしょう。食事をするときは、よく噛むように心がけることが大切です。
▶噛むことと健康の関係について詳しく知りたい方は次のコラムをご覧ください。 口元の老化を防ぐ? 噛むことと健康の関係とは
歯磨きをする
歯磨きをしっかりすることも歯の健康を保つために大切なことです。ここでは、正しい歯磨きの仕方と歯磨きに使用する補助用具についてお伝えします。
正しい歯磨きの仕方
正しく歯磨きをするためには、自身のお口の状態をしっかりと確認することが大切です。並びや歯の形をチェックして、歯垢や食べかすがたまりやすい部分がないか観察しましょう。 口の中を確認したら、汚れやすい部分を意識しながら歯磨きを行います。歯磨きの方法には、スクラビング法やバス法、フォーンズ法があります。歯の形や生え方に合わせてしっかりと磨きましょう。
▶歯磨きの仕方について詳しく知りたい方は次のコラムをご覧ください。 歯みがきのしかたを学ぼう!
補助用具
歯を丁寧に磨くためには、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやタフトブラシ、デンタルフロスなどの補助用具を活用するのがおすすめです。歯間ブラシとは、歯と歯の間の歯垢を取り除くための補助用具のこと。とくに歯と歯の隙間が広くなっている方に向いています。 タフトブラシとは、毛束が小さくなっているブラシのことです。矯正装置や被せ物などで、歯ブラシでは磨きにくい場所がある場合に使われます。補助用具を上手に使って、歯を清潔に保ちましょう。
▶デンタルフロスについて詳しく知りたい方は次のコラムをご覧ください。 虫歯や歯周病ケアの強い味方!フロスの種類と使い方。
定期的に歯科受診をする
定期的に歯科受診を行い、虫歯や歯周病を早期発見したり、歯のクリーニングを行ったりすることも歯の健康につながります。詳しく見ていきましょう。
虫歯や歯周病の早期発見
虫歯や歯周病は、症状を自覚する頃にはある程度進行していることが少なくありません。進行度合いによっては、歯を失うこともあります。 症状が現れる前の初期段階であれば、歯を失うほど重症化していることは少なく、治療期間も短めですむでしょう。歯科疾患の早期発見のためにも、定期的に歯科検診を行うことが大切です。
歯のクリーニング
歯石の除去や歯の表面の清掃といった歯のクリーニングを定期的に受けることが、歯を失わないためには重要です。歯石には歯周病菌や虫歯菌などの細菌が繁殖しており、歯のトラブルの原因となります。定期的に除去することで、歯科疾患の予防につながります。
ブラッシング指導
歯のクリーニング以外にも、口腔内の清掃や喫煙、食生活などの指導を行っている歯科クリニックもあります。 セルフケアの方法や日常生活で意識しておきたいことについて指導を受けることで、さらに歯を失うリスクが軽減するといわれています。日常生活や歯の磨き方などの指導を受けたことがない人は、一度受けてみるとよいでしょう。
▶ブラッシング指導について詳しく知りたい方は次のコラムをご覧ください。 大人も子供も一度は受けておきたいブラッシング指導とは?
歯の健康は身体全体の健康につながる
歯の健康を保つことは、身体全体の健康につながります。近年では、誤嚥性肺炎や糖尿病、狭心症、心筋梗塞といった疾患の原因の一つとして、歯周病菌などの細菌感染が挙げられています。歯だけでなく身体全体の健康を保つためにも、栄養バランスのよい食事や丁寧な歯磨きを意識し、定期的に歯科受診をしましょう。
筆者:seeker編集部