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2020/03/16
歯の神経って何?歯の神経について知ろう。

虫歯がひどくなってしまうと「根っこの治療が必要です」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。「歯の神経」や「歯の根っこ」というのは、そもそもどんなものなのでしょうか。
目次

歯の神経
人の歯の内部には歯髄(しずい)と呼ばれる神経組織があります。歯髄には様々な刺激を脳に伝える神経と共に無数の毛細血管が存在します。この毛細血管は歯に栄養と酸素を供給する大きな役割を担っています。毛細血管が傷ついてしまうと、その歯やその周りに栄養や酸素の供給が断たれ、艶を失い黒褐色に変色することがあり、強度自体も弱くなります。 歯の神経は狭い空間に入っている為、一度神経に炎症が生じるとそのまま死んでしまう可能性が多くあります。

痛みを放置してしまうと・・
炎症した神経は激しい痛みを起こし、そのまま放置すると一時的に痛みは和らぎます。一見虫歯が治ったのではと勘違いしてしまうことがありますが、その勘違いの間に虫歯がかなり進行していて、歯の根っこに細菌が広がってしまうのです。

まとめ
感染が強い場合は比較的早期に腫れが生じます。根っこの周りの骨が溶けている可能性もあり、通院して根っこの先をX線(レントゲンなど)などで診査して根っこの中を掃除する治療が必要となります。 根っこの治療では歯の内部の神経を取り除きますが、歯の周りにも神経があります。歯の根っこの治療が終わっても噛むと痛い場合もあり、しばらく痛みが続く場合もあります。その場合には再度歯科医院に相談しましょう。
筆者:seeker編集部