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2019/10/07
虫歯って何故なるの?虫歯の原因と治療の流れ
虫歯が出来るのは誰しも避けたいものです。今回は、何故虫歯になるのか、その原因と治療の流れについて解説していきます。むし歯とは口の中にいる細菌が酸を出して歯を溶かしてしまった状態のことを言います。虫歯治療は進行具合によって治療内容が変わってきます。進行具合によってCO〜C4に分類されます。この先はCO〜C4に分けて説明していきます。
CO
COとは白濁もしくは着色のある要観察歯のことで、削ったりの治療をする必要はありませんがブラッシング指導や生活習慣等の改善指導や、フッ素の塗布などを行うことがあります。
C1
歯の表面、エナメル質の部分に虫歯がある状態のものです。比較的軽い虫歯なので痛みも少ないです。くぼみができてしまった場合には、部分的に歯を削りプラスチックによる詰め物を行ないます。虫歯により出来たくぼみがまだあまりない場合には再石灰化を期待してフッ素を塗ることもあります。 ただこの場合は患者さん側が歯ブラシなどで口の中を綺麗に保ってもらう必要があるので相談や指導が必要になります。
C2
C1より深い、象牙質の部分まで虫歯が進行している状態です。この時期は冷たい物等が染みるようになります。虫歯になっている部分だけ削り、主に詰め物(インレー)などを装着します。
C3
虫歯が歯の神経まで達してしまう状態です。ここまでくると神経まで達してしまっているので熱いものがしみたり、何もしなくても痛くなるなど持続的な痛みが出ることもあります。神経で炎症がおきている為、抜髄や根っこの治療が必要になります。 抜髄とは『神経を抜く』などと言われることが多いです。根っこの治療は『根管治療』とよび、神経だけではなく神経の周りにある感染した部分をリーマー・ファイルと呼ばれる針のような器具で削り取っていく事になります。
C4
激しい痛みが続いた後は痛みがなくなる段階がきます。これは神経が死んでしまい痛みを感じなくなるからです。この状況をさらに放置すると根に膿を持つようになり更に強い痛みが出てきてしまいます。 イメージとしては歯が崩壊している状態です。そうなるとその歯は根っこしか残っていない状態になり、その歯を残したままだと他の歯にまで影響を及ぼす可能性があるため、その歯を抜かなくてはならなくなります。歯を抜いた後はインプラント、入れ歯などを入れる事が多いです。
以上が虫歯の治療の流れについてのご説明でした。 虫歯にならないためには定期的に歯科医院を受診しプロによるケアを受けることや、ご自身によるセルフケアが大切です。なにより虫歯になったと思ったら、放置せずに歯科医院できちんと治療を受けていただくことが重要です! seekerでは虫歯治療(修復・歯冠補綴)を得意とする歯科医院様を多数、掲載させていただいおりますので、ぜひお困りの際はseekerをご利用ください!
筆者:seeker編集部