コラム>虫歯
投稿日:2020/04/10
更新日:2026/05/18
歯医者で使われる麻酔の種類と特徴:治療の安心ポイント
歯科医院が苦手な方の中には、麻酔が苦手という方も多いのではないでしょうか。麻酔の種類としては主に二種類あり、身体全体に作用させ意識がなくなる“全身麻酔”と、意識があり体の一部分のみに作用させる“局所麻酔”の二種類に大きく分類されます。

全身麻酔
全身麻酔は手術のような痛みを伴う大きな刺激やストレスを受けても、意識がなく、痛みを伴わず、身体は動きません。しかも記憶にも残らないため、手術が始まって次に気が付いた時には手術は終わっています。全身麻酔は麻酔薬を使って痛みや出血などの手術に伴う影響から患者を守り手術がスムーズに行える環境を整える方法です。
局所麻酔
局所麻酔は神経に局所麻酔を注入して、意識がある状態で治療時に生じる痛みをなくす麻酔方法です。局所麻酔は全身麻酔とは異なり意識があります。意識があるため歯科医師と意思疎通がとることが出来ます。また局所のみに麻酔薬を注入するため全身に及ぼす影響が少なくて済みます。全身麻酔は機器など多く必要ですが、局所麻酔は機器が少なく安価です。

多くの歯医者さんで使われている麻酔の方法
一般的な歯科治療時に用いられるのは、局所麻酔と呼ばれる麻酔が主となります。局所麻酔には局所麻酔の薬をこれから治療するところに塗る“表面麻酔”というのがあり、注射する際の痛みを取り除いてくれます。歯科治療時に用いられるのが“浸潤麻酔”と呼ばれるもので最も良く使われる麻酔方法です。注射タイプで薬を注入して麻酔し、痛みを取り除いて治療を行います。 また、一番奥の親知らずを抜く際は“伝達麻酔”と呼ばれる方法で、太い神経を麻酔し浸潤麻酔より広い範囲で長く効果が効きます。親知らずを抜く際は伝達麻酔と浸潤麻酔、また必要に応じて表面麻酔も使います。

精神鎮静法
麻酔の方法として精神鎮静法と呼ばれるものがあります。これは主に歯科治療に恐怖を感じている人などが対象となります。歯科において恐怖や不安を取り除くために、意識を低下させて治療を行う方法です。
歯科治療が怖いと思う方は、上記のような麻酔方法が可能かどうかを、通院前に歯科医院に問い合わせてみるのも良いでしょう。また、最近では麻酔の針が細くなっていたり、痛みが少ないよう一定の圧力で麻酔薬を入れてくれる電動注射器なども普及してきていますので、是非一度どのような麻酔方法に対応しているかを確認してみましょう。
筆者:seeker編集部
監修者・コメント
歯科医師
都内歯科医院勤務
三宅 友紀 先生
歯科治療で使用される麻酔にはさまざまな種類があり、治療内容や患者さんの不安の程度に合わせて使い分けられています。一般的な虫歯治療では局所麻酔が中心で、現在は細い針や電動麻酔器の普及により、注射時の痛みも軽減されつつあります。
また、歯科治療への恐怖心が強い方には、リラックスした状態で治療を受けられる静脈内鎮静法などが適応される場合もあります。不安や過去のつらい経験がある場合は、事前に歯科医師へ相談することが、安心して治療を受ける第一歩となります。

























