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2022/04/26

その頭痛や肩こり、イライラは歯のトラブルが原因かも!

原因不明の頭痛や肩こり、イライラなどの原因は口内トラブルにあるかもしれません。口の中の問題が頭痛や肩こりの原因になるというのは、不思議に感じるかもしれません。

しかし口内の健康は全身の健康につながっているのです。頭痛の原因が判らないと言われたときには、歯科医院で口内のメインテナンスを受けることをおすすめします。


もし原因不明といわれたら歯のメインテナンスに行ってみよう

頭痛や肩こりに悩まされた時、まずは内科や脳神経科、整形外科を受診することになります。それぞれの診療科で検査をしても原因不明と診断されてしまった時には、歯科医院で口内のメンテナンスを行うことをおすすめします。

口内トラブルが全身の不調に繋がっているケースは実は少なくありません。歯の痛みなどが無くても、噛み合わせや以前入れた詰め物にトラブルが起こっている可能性があるのです。頭痛や肩こりの原因として考えられる口内トラブルについて詳しく解説していきます。




身体の不調の原因になり得る口内トラブル


噛み合わせに問題が起こっている

噛み合わせが悪くなることで肩こりや頭痛が起こることがあります。噛み合わせは大人になれば一生変わらないというものではなく、加齢や姿勢などの影響で少しづつ変化していきます。

噛み合わせが悪くなると次第に顎や頬、首の筋肉に大きな負荷がかかるようになります。筋肉に負担がかかり、こわばったり血行が悪くなったりしてしまい、頭痛や肩こりを引き起こしてしまうのです。

さらに常時筋肉に負担がかかっている状態といえるので、知らず知らずのうちに疲労が溜まります。溜まった疲労がイライラなどのメンタルへの悪影響となって現れることも考えられます。



歯に欠けやすり減りが発生している可能性

痛みが無くても歯に欠けやすり減りなどの損傷が起こっている可能性があります。歯の内側から虫歯になってしまうと歯がもろくなり、ちょっとしたきっかけで歯が欠けてしまうことがあるのです。

また、寝ている間の歯ぎしりや歯の食いしばりによって、知らず知らずのうちに歯がすり減っている人も珍しくありません。歯が欠けたり、すり減ったりすると噛み合わせが悪くなります。

歯の欠けは指や舌で触れると自分でもわかることもありますが、すり減りをセルフチェックで確認するのは簡単ではありません。歯科医院で歯の欠け、すり減りがないかを定期的に見てもらうのがおすすめです。




歯の詰め物は年数が経つと合わなくなることも

歯の詰め物は一度入れればずっと安定してつけられるというものではありません。詰め物の寿命は保険診療で施術可能な銀歯で3~5年、レジンでも5年程度とされています。保険外診療となるセラミックでも10年ほどです。

いずれにせよ、日常のオーラルケアや他の歯の状況などによっては詰め物の寿命はさらに短くなることもあります。詰め物が合わなくなると、噛み合わせも自然と悪くなっていきます。詰め物が現在の口内の状況にきちんと合っているかどうかは、歯科医院でメインテナンスを受けなければなかなか判りません。

詰め物を入れてから年数が経過している場合、痛みや詰め物のグラつき、違和感などが無くても歯科医院でメインテナンスを受けましょう。



昔入れた詰め物が原因で金属アレルギーになっているかも

頭痛や肩こり、イライラだけでなく、原因不明の肌のかゆみや赤み、湿疹に悩まされているという場合は過去に入れた金属製の詰め物が金属アレルギーを引き起こしている可能性もあります。保険診療で詰め物に用いられる銀歯は、銀だけでなく他の金属と合わさった金銀パラジウム合金という素材で作られています。金銀パラジウム合金の基本的な安全性は非常に高く、口内に入れていても心配の少ない素材です。

しかし長期的に唾液や飲食物に晒されている間に金属イオンが少しづつ溶けだしてしまい、アレルゲンへと変化してしまうことがあります。金属アレルギーかどうかの検査は歯科ではなく皮膚科で行います。金属アレルギーであることが判った後、金属アレルギーの心配がない素材の詰め物に変えることによって金属アレルギーが軽減され、頭痛などが改善する可能性があります。



お口の健康は全身の健康につながっている

口は身体のパーツとしては決して大きい部位ではありません。しかし口内に何かトラブルがあると、口内で痛みなどの異変が生じるのではなく身体の別の場所に異変が現れることがままあります。もちろん頭痛などで最初に受診するべきは内科や脳神経外科などですが、それぞれの専門科で原因を突き止められなかった時にはぜひ歯科を受診してみてください。



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筆者:seeker編集部

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