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2024/07/04

歯には呼び方がある?歯の名前とそれぞれの歯の役割について解説

歯には呼び方があることをご存知ですか?歯にはそれぞれ番号が振られていて、その位置や役割によって呼び方が決まっています。今回は、そんな歯の名前や役割について解説します。


歯の名前と番号

永久歯は上下それぞれ14本ずつ、合わせて28本あり、これに親知らずを合わせると32本になります。上下ともに中央の歯から奥に向かって、1番から8番まで番号が振られ、歯科医院ではその番号で歯の位置を表します。

それぞれの歯の番号と名前は、下記のとおりです。

歯の名前と番号



それぞれの歯の役割

歯は切歯、犬歯、臼歯の3種類に分けられます。それぞれどのような役割があるのかみていきましょう。


切歯

切歯は、1番の中切歯と2番の側切歯です。上下4本ずつ、計8本あり、犬歯と合わせて前歯とも呼ばれます。漢字からも想像ができるように、切歯の役割は食べ物を噛み切ることです。

また、発音にも大きく関わっていて、切歯を損傷すると空気が漏れ発音が不明瞭になることがあります。切歯は、歯の中でも最も目立つ位置にあるため、審美的にも重要な役割を果たしています。


犬歯

犬歯は、側切歯の隣にある歯で、上下に2本ずつ、計4本あります。とがった形をしているのが特徴で、食べ物を切り裂く役割があります。歯根が深いため、強い力で噛むことが可能です。


臼歯

臼歯は、4番の第一小臼歯から8番の第三大臼歯までの上下10本ずつ、計20本あります。奥歯ともいいます。ただし「親知らず」とも呼ばれる8番の第三大臼歯は、すべての人に生えてくるわけではありません。

臼歯には、食べ物を砕いたりすりつぶしたりして、消化しやすい状態にする役割があります。中でも、第一大臼歯は噛む力の大部分を担い、かみ合わせを安定させるために重要な歯といわれています。



歯の別名

第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯には、生えてくる時期に由来する別名があります。


6歳臼歯

第一大臼歯のことを「6歳臼歯」とも呼びます。小学校入学前後の6歳頃に生えてくるためこのように呼ばれます。永久歯の中で最初に生える歯で、永久歯列の基準となる歯です。かみ合わせを安定させるために重要な歯ですが、奥にあり磨きにくいため虫歯になりやすいです。


12歳臼歯

第二大臼歯の別名は「12歳臼歯」です。一般的に中学校に入学する12歳頃に生えることが多く、この12歳臼歯が生えると永久歯列が完成となります。永久歯のかみ合わせで重要な役割を果たす歯で、上下の歯がきちんとかみ合わさることが大切です。


親知らず

第三大臼歯のことを「親知らず」とも呼びます。18歳から20代にかけて生える人が多いようです。親知らずと呼ばれるようになった理由は、「遅くに生えてくるため親がその歯の存在を知らないから」または「親が亡くなってから生えてくる歯だから」といわれています。

親知らずは、すべての人に4本生えるわけではなく、親知らずが全く生えてこない人もいますし、スペースが足らずに横向きや斜めに生えることもあります。正常に生えてきたとしても、奥まった位置にあるため歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすいため注意が必要です。


▶生えたての大人の歯の適切なお手入れ方法については、次のコラムをご覧ください。
こどもの歯から大人の歯へ。生え変わる時期やトラブル、お手入れについて教えて!



子どもの歯の名前

乳歯と呼ばれる子どもの歯は、生後6ヶ月頃から生え始め、2〜3歳頃までに20本が生えそろいます。永久歯は数字で番号が振られていますが、乳歯はアルファベットのA〜Eで呼ばれます。

子どもの歯の番号と名前


乳歯は、永久歯が生えるまでの仮の歯で、乳切歯、乳犬歯、乳臼歯に分けられます。乳切歯と乳犬歯は前歯、乳臼歯は奥歯とも呼ばれます。



まとめ

歯にはそれぞれ名前があり、すべての歯に重要な役割があります。歯の名前と役割を理解すると、歯科医院での説明もより理解できるようになります。自分の歯への理解を深め、これからも大切にケアしていきましょう。



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筆者:seeker編集部

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