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2020/02/09

虫歯の仕組み、4つの要因とは?

虫歯はなぜできるのでしょうか?今回はできるシステムについて解説していきます。虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌という細菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これが「虫歯」です。

虫歯になってしまう要因を解説するために、上のような図がよく使われます。虫歯になるには①菌、②歯質、③時間、④糖分が関係していると考えられています。これらについて詳しく説明していきます。





むし歯の要因①細菌

お口の中の細菌の量が増えると虫歯になりやすくなります。細菌は健康なお口の中にも一定数存在しているものです。この原因となる細菌が歯に付着してしまう事で虫歯の原因の一つとなります。




むし歯の要因②歯質

虫歯になる要因には元々の歯の強さや歯の並び方、歯ブラシの仕方などが関係しています。他にも唾液の分泌量も関係があります。唾液の量が少ないと、口の中を洗う作用(自浄性)が低くなります。

また唾液には、食後酸性に傾いた口の中の中性に戻す力(緩衝力)があります。この緩衝力が高いほど歯が菌の出す酸によって溶かされる時間が短かくて済むため、再石灰化しやすくなり、虫歯になりにくくなります。



むし歯の要因③時間

ダラダラと糖分を含む食べ物を口の中に入れている状態は、いわば虫歯菌が好む環境です。できればその時間を少しでも少なくする方が良いです。

逆に、間食でも食べ続けたりするのではなく、しっかりと時間を決めておやつを食べることはあまり問題にはなりません。口の中に糖分を含む状態を、限られた時間のみにする事が大切です。



むし歯の要因④糖分

虫歯の菌は糖分を栄養源とし、酸を作り出しています。時間の部分でも書きましたが、間食で砂糖を含むものを食べる回数が増えれば増えるほど、糖分が歯に残ります。




まとめ

虫歯予防には、お菓子など砂糖を含む物でも、ダラダラ食べないよう時間を決めて食べれば問題は無いと言えるでしょう。

また、歯をしっかりと歯を磨く事もとても大切です。さらに寝ている間は起きている時より唾液量の分泌が少なくなります。こうなると②で書いたように自浄性が低くなるため虫歯になる確率が上がってしまいます。その為、就寝前の歯みがきをすることによって歯垢を除去し、細菌が歯に留まりにくい状況を作ることが大切です。

もちろん寝る前だけでなく、食後・就寝前にも歯みがきをする事もポイントです。大切な歯を守るために、虫歯の仕組みを知り、お口のケアを頑張りましょう。



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筆者:seeker編集部

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