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2022/04/12

ホワイトニングは虫歯予防になる?ならない?

ホワイトニングは一般的に白く美しい歯を手に入れるための施術とされています。しかし、ホワイトニングは見た目だけでなく、健康な口内環境を手に入れるために有効な施術という考え方もあります。ホワイトニングには虫歯予防効果があるのでしょうか、それとも見た目のためだけの施術なのでしょうか。


ホワイトニングは見た目だけ綺麗にする?

ホワイトニングの目的は見た目に美しい、真っ白な歯にすることです。ホワイトニング用の薬剤は歯を白くするためのもので、薬剤自体には歯や口内環境を健康にする効果はありません。

また、ホワイトニングの施術そのもので虫歯や歯周病を治療・予防することもできません。そのため、ホワイトニングには審美的な要素のみ期待できると考える人も少なくないようです。

しかし考え方によってはホワイトニングは見た目が整うだけでなく、口内の健康に繋がっていく可能性を持つ施術という捉え方もできます。ホワイトニングが虫歯予防を始めとした口内の健康に役立つ理由をまとめていきます。



ホワイトニングをきっかけに歯科に通う習慣がつく

ホワイトニングのためには継続的に歯科医院へ通うことが必要になります。口内クリーニングなどメインテナンスの重要性を知ってはいても、歯の痛みなどの具体的な症状が無い状態では、歯科通院はなかなか続きづらいですよね。歯を白くしたいという目標があるがために定期的に歯科医院に通いやすくなったという人は少なくありません。

目的が見た目を綺麗にするということであっても、歯科医院へ定期検診に行く習慣が付くというのは口内メインテナンスの観点から見てもとても望ましいことです。




口内の健康がホワイトニングの基本

ホワイトニングをきっかけに、自身のお口の健康に気を配るようになるため、虫歯予防効果も期待できます。前述の通りホワイトニングの施術自体に口内のトラブルを予防する効果はありません。しかし、虫歯があればホワイトニングの施術で染みたり痛みが出たりする可能性が高まるため、多くの歯科医院では虫歯の治療後にホワイトニングを進めます。

また、ホワイトニングの効力をより発揮させるために、ホワイトニング前には口内クリーニングでプラークなどの汚れをしっかり落とします。ホワイトニングの過程全体を通して見ると、ホワイトニングをすることで口内の健康状態が改善されると言えるでしょう。

さらにホワイトニングをすると多くの人は白く綺麗な状態をできるだけ保ちたいと考え、ブラッシングを始めとしたセルフメインテナンスに興味を抱く場合がほとんどです。結果的にホワイトニングが口内の健康維持に繋がっていくといえます。




ホワイトニング直後はフッ素の吸収率が上がる

ホワイトニング前にはフッ素入りの歯磨き粉の使用をストップする必要があります。ホワイトニングの薬剤の浸透が、歯に付着しているフッ素によって妨げられてしまうためです。反対にホワイトニング直後はフッ素入り歯磨き粉の使用が推奨されています。ホワイトニング後に仕上げとしてフッ素塗布を行う歯科医院も少なくありません。

ホワイトニング後は施術によって歯がやや乾燥した状態になっているので、歯にフッ素が吸収されやすく、よりフッ素の虫歯予防効果が高まるためです。フッ素を効果的なタイミングで用いることができるという点でも、ホワイトニングを通して虫歯を予防することができるといえます。



ホワイトニングをきっかけに歯の健康に関心を持って

ホワイトニングに関心を持つ人は年々増えています。ホワイトニングは審美性を高めることを目的とした施術のため、施術自体に口内トラブルを防ぐ力はありません。しかしホワイトニングをきっかけに自身の歯や口内の健康に関心を持つことで、口内トラブルを未然に防ぐことができるようになっていきます。ホワイトニングを通して、見た目に美しいだけでなく、健康な歯を手に入れてくださいね。






→ホワイトニング治療が得意な歯科医院選びはこちらから



筆者:seeker編集部

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