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コラム>審美・矯正

投稿日:2025/07/11

更新日:2025/12/22

ホワイトニングはしない方がいいと言われる理由は?注意するべき人についても解説

歯を白くしたいと考えたとき、手軽に取り入れられる方法としてホワイトニングがあります。ただし、すべての人に適しているとは限りません。体質や口腔内の状態によっては、注意が必要なケースもあります。
この記事では、「ホワイトニングはしない方がいい」と言われる理由や、該当するケースについて詳しく解説します。


ホワイトニングで歯が白くなる仕組み

ホワイトニングは、歯の色が気になる方向けの歯を白くするための処置です。専用の薬剤を使って歯の内側にある着色汚れを分解し、自然な白さへと導いていきます。
主に使われるのは、過酸化水素や過酸化尿素といった成分で、これらが歯の内部に浸透し、黄ばみの原因となる色素と化学反応を起こし、着色を浮かせたり、分解したりします。


歯を削ったり、表面を溶かしたりするわけではないため、歯を傷つける心配は基本的にありません。コーヒーや赤ワイン、タバコなどによる着色が気になる方にとって、ホワイトニングは見た目の印象を明るくする手段として、多くの方に選ばれています。



ホワイトニングは安全?

ホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合には専門の知識を持った歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、基本的には安全といえます。
また、自宅で行うホームホワイトニングも、歯科医師の指導の下、適切な方法で実施すれば、歯や身体への大きな影響は少ないとされています。

また、歯を削らないため、自分自身の歯を傷つける心配もほとんどありません。また、過酸化水素や過酸化尿素などは基本的に人体に対して安全性が高い薬剤です。

ただし、すべての方にとって安全というわけではありません。口腔内の状態や体質によっては、ホワイトニングが適さない場合もあります。どのような方に注意が必要なのか、このあと詳しくご紹介します。


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ホワイトニングはしないほうがいいといわれる理由

ホワイトニングは基本的に安全ですが、状況によってはあまりおすすめできない場合もあります。ここでは「ホワイトニングはしない方がいい」とされる主な理由について、詳しくご紹介します。


誤った使用法で歯や歯ぐきを傷める場合がある

ホワイトニングに使われる薬剤は、歯の内側に作用して着色汚れを分解するものですが、誤った使い方をすると、歯や歯ぐきを傷めてしまうことがあります。
特に自己判断で濃度の高い薬剤を使用したり、使用時間や頻度を守らなかったりすると、知覚過敏や歯ぐきの炎症といったトラブルにつながるおそれがあります。

また、ホワイトニング製品の中には、ドラッグストアなどで手軽に購入できるものもありますが、すべての人に安全とは限りません。歯の状態や体質によっては、思わぬ影響が出ることも考えられます。始める前に一度歯科医師に相談してみることをおすすめします。


効果が永久ではない

ホワイトニングは、歯を自然な白さに近づけるための方法ですが、一度施術を行えばその効果が永久に続くというわけではありません。時間の経過や、コーヒーやカレーといった濃い色の飲食物による着色、生活習慣などの影響によって、徐々に色戻りが起こることがあります。

効果を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや生活習慣の見直しも大切です。持続的に白さを保ちたい場合は、歯科医師と相談しながらケアを続けるとよいでしょう。


費用が高くなる

ホワイトニングは保険が適用されない自由診療であることから、費用が高額になるケースがあります。施術内容や使用する薬剤によって価格は異なりますが、継続的に行う場合は費用負担が大きくなることも少なくありません。

また、希望する白さを得るためには、複数回の施術が必要になるケースも考えられます。大切なのは、あらかじめ歯科医師と相談して、自分に合った方法や予算の目安を確認しておくことです。


人工の歯は白くできない

ホワイトニングは天然の歯に作用する処置であるため、被せ物や差し歯、インプラントなどの人工の歯にはまったく効果がありません。薬剤を使用しても、人工の素材は変色しないため、天然の歯だけが白くなり、色の差が目立って不自然になってしまうことも考えられます。

過去に治療を受けて人工の歯が入っている方は、ホワイトニングを始める前に歯科医師に相談し、色味のバランスや必要に応じた修復の可能性について確認しましょう。


定期的な通院が必要となる

ホワイトニングの効果を持続させるためには、歯科医院で施術を受けるオフィスホワイトニングの場合、定期的に通院してメンテナンスを受ける必要があります。
施術後の経過確認や、必要に応じた色調の調整、再ホワイトニングなどを行うことで、美しい白さを長く保つことが可能になります。

忙しい方にとっては通院の手間が負担に感じられるかもしれませんが、より安全に効果を維持するためには、歯科医師のサポートを受けながらケアを続けることが大切です。



ホワイトニングをしないほうがいい人

ホワイトニングは基本的に安全な処置ですが、すべての人に適しているわけではありません。体質や口腔内の状態によっては、ホワイトニングを控えたほうがよいケースもあります。
ここからは、ホワイトニングをしないほうがいいとされる代表的なケースについて、症状や背景ごとに詳しくご紹介します。


無カタラーゼ症

「無カタラーゼ症」とは、体内で「カタラーゼ」という酵素がほとんど働かない体質のことです。
「カタラーゼ」は、ホワイトニングに使用される過酸化水素を分解する役割を担っています。そのため、この症状のある方がホワイトニングを行うと、薬剤が口の中に残りやすく、粘膜や歯ぐきに強い刺激や炎症を引き起こすおそれがあります。

該当する可能性がある方や、過去にホワイトニングで強い痛みや違和感を覚えたことがある方は、施術を受ける前に歯科医師へ相談することをおすすめします。


妊娠中や授乳中

妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングを控えることが推奨されています。これは、ホワイトニングに使用される薬剤が胎児や乳児にどのような影響を及ぼすか、現時点では明確なデータが十分に揃っていないためです。

また、妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化により、口腔内がデリケートな状態になっていることも多く、薬剤による刺激が強く感じられる可能性もあります。
万が一のリスクを避けるためにも、妊娠中・授乳中のホワイトニングは控え、出産や授乳期の終了後に歯科医師と相談してから検討することをおすすめします。


18歳未満

ホワイトニングは、18歳未満の方には基本的に推奨されていません。18歳未満の方は成長途中にあり、その歯もまだ発達の過程にあるため、薬剤の刺激が強く影響を与える可能性があります。
特にエナメル質や象牙質が成熟していない状態で薬剤を使用すると、知覚過敏などのトラブルが起こるリスクもあります。

10代は見た目の印象が気になり始める時期です。どうしても歯の色が気になって、ホワイトニングを希望する場合は、まず歯科医師に相談し、歯の状態や成長の程度を確認してもらった上で、適切な時期を判断するようにしましょう。


虫歯や歯周病がある

口内の病気を治療している最中は、ホワイトニングを行う時期を再考したほうが良いでしょうたとえば、虫歯の治療が終わっていない歯にホワイトニングを行うと、薬剤の刺激が神経にまで伝わり、しみるような痛みや知覚過敏のような症状を引き起こすことがあります。

また、歯周病で歯ぐきに炎症や腫れがある場合も、薬剤の影響で症状が悪化するおそれがあります。治療途中の歯は状態が不安定なことが多く、予期せぬトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

ホワイトニングは、虫歯や歯周病の治療が完了し、口腔内の状態が安定してから行うのが基本です。安全に進めるためにも、まずは歯科医師に相談して適切なタイミングを判断してもらいましょう。




ホワイトニングに注意するべき人や歯の特徴

ホワイトニングは基本的に安全ですが、体質や歯の状態によっては注意が必要なケースもあります。場合によっては、十分な効果が得られなかったり、症状を悪化させてしまうこともあるため、事前にリスクを確認しておくことが大切です。
ここでは、ホワイトニングに注意したほうがよいとされる代表的なケースについて、詳しくご紹介します。


変色した歯がある

ホワイトニングは、歯の表面や内部にある着色汚れを分解することで白さを引き出す方法ですが、変色の原因によっては思うような効果が出ない場合があります。

とくに歯の内部構造やエナメル質に異常があるケースでは、薬剤がうまく作用しにくく、色味の差が残ってしまうこともあります。ここでは、ホワイトニングの効果が出にくい代表的な歯の変色について解説します。


無髄歯・失活歯

虫歯治療などに伴って歯科医院で神経を抜いた歯は「無髄歯」、強い衝撃や深い虫歯などによって神経が自然に死んでしまった歯は「失活歯」と呼ばれます。これらの歯は、時間の経過とともに内側から黒ずんだように変色してくることがあります。

ホワイトニングは通常、歯の表面や内部にある着色汚れを分解することで白くしますが、「無髄歯」や「失活歯」のように歯の内部構造が変化している歯には、薬剤がうまく作用せず、思うような効果が得られないことがあるのです。

こうした歯を白くしたい場合は、通常のホワイトニングではなく、歯の内側から薬剤を入れる「ウォーキングブリーチ」という別の方法が検討されることもあります。まずは歯科医師に相談し、希望に合った処置が可能かどうかを確認しましょう。


テトラサイクリン歯

「テトラサイクリン歯」とは、子どもの頃に「テトラサイクリン系」という抗生物質を服用したことにより、歯がグレーや茶色に変色してしまった状態のことを指します。この変色は歯の内側から起きるもので、歯の表面を漂白する通常のホワイトニングでは、十分な効果が得られにくい場合があります。また、変色の程度によっては白くすると色ムラが目立ってしまうこともあります。

「テトラサイクリン歯」の見た目を改善したい場合は、ホワイトニング以外の方法も選択肢となります。その方法として、歯の表面に薄い板を貼る「ラミネートベニア」や、かぶせ物で歯全体を覆う「セラミック治療」などがありますので、歯科医師に相談して適切な方法を検討しましょう。


エナメル質形成不全症・ホワイトスポット

「エナメル質形成不全症」とは、歯の表面を覆うエナメル質がうまく作られず、白く濁ったように見えたり、表面がでこぼこしたりする状態です。一方で「ホワイトスポット」とは、むし歯の初期段階や歯の成長期に起きた一時的なカルシウム不足などが原因で、歯の表面に白い斑点のような変色が現れる症状のことです。

このような症状の歯にホワイトニングを行うと、かえって色のムラが目立って仕上がりが不自然に見えることもあります。また、エナメル質が薄い部分では薬剤の影響を受けやすく、刺激を強く感じる場合もあります。

白さを整えたい場合には、まず歯科医師に相談し、ホワイトニングが適しているかどうか判断してもらうとよいでしょう。


治療中の歯がある

ホワイトニングを検討する際に、注意が必要なケースとして、治療中の歯がある場合が挙げられます。治療の途中で、仮詰めや仮歯が使われているときは、歯の構造や色味が完成していない状態です。その段階でホワイトニングを行っても、色ムラの原因になったり、最終的な仕上がりに影響が出てしまうことが考えられます。

また、治療中の歯は刺激に対して敏感になっていることがあり、薬剤の影響で痛みを感じやすいケースもあります。とくに神経に近い部分では、違和感やしみるような感覚が出ることがあります。

ホワイトニングは、虫歯や歯周病の治療が完了し、口腔内の状態が安定してから行うのが基本です。治療が終わっていない状態での施術は避け、歯科医師に相談したうえで慎重に判断しましょう。


知覚過敏

冷たい飲み物や風に触れたときに歯がしみるように痛む「知覚過敏」の症状がある方は、ホワイトニングに注意が必要です。ホワイトニングでは過酸化水素などの薬剤を使用するため、刺激に敏感な歯では痛みが出やすくなるからです。

特に、歯のエナメル質が薄くなっていたり、歯ぐきが下がって象牙質が露出している場合、薬剤が神経に伝わりやすく、症状が強く出ることがあります。

施術中やその後にしみる感覚が現れた場合は、薬剤の使用を中止したり、濃度を調整したりする対応が必要になります。冷たい飲み物がしみるなどの経験がある場合は、事前に歯科医師に相談しましょう。


光線アレルギーがある

光線アレルギー(光線過敏症)は、日光に含まれる紫外線などの刺激によって、皮膚に赤みやかゆみ、湿疹などが現れる体質のことです。ホワイトニングでは、薬剤の効果を高めるためにブルーライトを照射します。このライトが症状を誘発するおそれがあります。

光線アレルギーを持っている方が光照射を伴うホワイトニングを受けると、肌や粘膜にアレルギー反応が出る可能性があるため、施術は慎重に判断する必要があります。

ブルーライトを使用しない「ホームホワイトニング」であれば、光線アレルギーのリスクはありません。光に敏感な体質の方は、事前に歯科医師と相談して適切な方法を選びましょう。


嘔吐反射・呼吸器疾患がある

歯科治療やマウスピースの装着時などに、口の奥に異物が触れることで吐き気やえづきを感じる症状が出ることがあり、これを「嘔吐反射」といいます。この反射が強い方は、ホームホワイトニングで使用するマウスピースを長時間装着するのが難しく、気分が悪くなってしまう可能性があります。

慣れてくれば嘔吐感は軽減することがほとんどですが、長く続く場合はマウスピースが合っていない可能性も考えられるため、歯科医師に相談しましょう。嘔吐反射が強く、慣れても症状が軽減されない場合は、無理をせず他の方法を検討するのも一つの選択です。

また、呼吸器に疾患がある方も、薬剤のにおいや装着中の圧迫感などによって呼吸がしづらくなったり、症状が悪化するおそれもあるため、注意が必要です。いずれの場合も、事前に歯科医師と相談し、自分に合った方法を検討しましょう。




ホワイトニングは歯医者で行うのがおすすめ

ホワイトニングは、口元の印象を明るくし、自信を持つきっかけにもなる方法です。ただし、体質や歯の状態によっては注意が必要なケースもあります。

ホワイトニングの方法は一つではなく、症状や希望に合わせて選べる選択肢がいくつかあります。どの方法が自分に合っているかを判断するには、専門的な知識を持つ歯科医師に相談することが大切です。信頼できる歯科医院でアドバイスを受けながら、安心してホワイトニングを始めましょう。



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筆者:seeker編集部

監修者・コメント

歯科医師

seeker医院

三宅 友紀 先生

白い歯は、年齢に関係なく笑顔を明るく見せ、清潔感のある印象を与えてくれます。そんな白い歯を目指せる方法として、ホワイトニングは歯を削らず自然な白さに近づけられる安全な選択肢です。
ただし、すべての方に適しているわけではありません。歯の状態や体質によっては刺激を感じやすかったり、思うような効果が得られにくい場合もあります。とくに虫歯や歯周病の治療中の方、知覚過敏のある方、妊娠中・授乳中の方などは注意が必要です。安心して進めるためにも、一度お口の状態を確認し、ご自身に合った方法を歯科医院で一緒に相談することをおすすめします。

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