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2019/12/05

歯ブラシについて学ぼう!

薬局やスーパーで歯ブラシを買おうとしても、色々な種類があって中々決めきれない…という方も多いのではないでしょうか。今回はそんな歯ブラシの選び方について解説します。


言うまでもないかもしれませんが、お口の中をきれいな状態に保ち、虫歯の予防をするためには、歯ブラシを用いて歯を磨くことがとても大切です。つまり、自分に合った歯ブラシで歯を磨くことがいつまでも健康な歯を保つ上でとても重要です。


そもそも歯ブラシって?

歯ブラシはヘッド(頭部)、ネック(頸部)、ハンドル(把柄部)より成り立っています。

  • ヘッドは歯ブラシの先の毛のある部分のことをいいます。
  • ネックはヘッドとハンドルの間にある部分です。この部分にはまっぐなものや角度がついてるものまであります。



  • 成人の歯ブラシ

    成人の歯ブラシは目的に合わせて色々な種類が発売されています。子供用と比べて毛先は硬くて、長いものが多い傾向です。

  • 虫歯予防:毛先はふつう~かためを選びヘッドの部分は小さめの一般的な歯ブラシ
  • 歯周病予防:歯茎に痛みがあるため、毛先はやわらかめで細めのものを選びましょう
  • 高齢者:毛先はやわらかく、細め。歯ブラシで自力で磨くことが困難な場合は電動歯ブラシの使用を検討する



  • 子供用の歯ブラシと仕上げ磨き用歯ブラシ

    子供用の歯ブラシは大人用の歯ブラシより子供の手のサイズに合うように短めになっておりグー握りで持てるように太くできています。また子供のモチベーションが上がるように、アニメのキャラクターなどの歯ブラシを使うのも良いでしょう。

  • ヘッド部分の大きさが乳児用、幼児用、学童用、大人用に大きく分かれています。
  • 仕上げ磨き用歯ブラシは親御さんが子供の歯を磨くための歯ブラシです。  子供の口の中に入れるため柄の部分が長く、先が小さめにできています。


  • 歯ブラシの交換時期

     歯ブラシは使っていくうちに磨いている毛の部分が変わり、十分に磨けなくなったり、毛の部分に菌の増殖がみられるようになったりするので、個人差はありますが一定期間使用したら歯ブラシを交換する必要があります。



    歯ブラシ交換の目安

     交換時期は人によって多少の違いがありますが、下の目安を基準に歯ブラシを交換するといいでしょう。

  • 約1か月ごとに新しいものに交換する
  • 約1か月以内に毛先が花のように開いてきたとき
  • 毛先が弱くなってきたとき


  • ちなみに歯ブラシの歯垢除去率で、新品を100%とすると…

    歯ブラシは新品の状態が一番除去率が一番高いとされています。新品の状態を100%とすると毛先が広がるほどに除去率が落ちてしまいます。

  • 新品:除去率100%
  • 毛先が1mm開く:除去率80%
  • 毛先が2mm開く:除去率60%



  • 目的に合わせた歯ブラシ選びと定期的な交換でしっかり歯を磨き、健康な歯を保っていきましょう!



    ■参考文献
    ブラッシングガイド 2015 加藤久子  医歯薬出版株式会社
    小児歯科学ベーシックテキスト 2016 新谷誠康 永末書店



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    筆者:seeker編集部

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