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コラム>虫歯

2020/01/07

虫歯は削らずに治る?治らない?

虫歯になってしまうと、歯を削らないといけなくて、それが苦手で歯医者さんになかなか行けない…という方も多いのではないでしょうか?基本的に虫歯は削って詰め物を詰めない限りは治りません。しかし実は虫歯の種類の中には削らなくても治る虫歯があります。今回はその、削らなくても治る虫歯について書いていきます。




虫歯

虫歯にはいくつか種類があり進行度合いを示したCO〜C4までに分けられます。この中の『CO(初期齲蝕)』。つまり穴が空く一歩手前の状態のみ、削らずに治すことが可能です。

まず、初期虫歯『CO』について、説明します。COは歯の表面からCa(カルシウム)などが唾液中に溶け出したり、元に戻ったりします。その為表面が白っぽくなります。初期の段階では、歯から溶けだしたCa(カルシウム)などは、唾液の中にあり、歯の表面に戻っていきます。



食事

食事をするとお口の中の糖分が増えます。それを元として菌の活動が活発になり、酸を多量に排出するようになります。この多量の酸によってお口の中が酸性になると、歯の表面を構成するエナメル質からリン酸やカルシウムが溶け始める“脱灰”が起こります。食後に歯磨きをしなくても、通常は40〜60分でお口の中は平常に戻り、その間に“脱灰”と“再石灰化”が起こっているのです。



『CO(初期齲蝕)』の症状

COの症状として痛みはありません。唯一の自覚症状としては歯の色の変化になります。白く濁ったり、点々のようなくすみが歯の表面がみられる事があります。歯の断面をX 線写真で見ると、表面は健康な部分と同じように白く写るのに、歯の内部はミネラルが溶け出していて密度が低く、暗く写ります。痛みがない為、気付かずにそのまま進行してしまう事が多いので定期的に歯科医院を受診して定期検診を行うことが予防の1つになります。



削らずに虫歯を治す方法

歯を削らずに虫歯を治す方法は主に2つです。1つ目は歯垢がつきにくいよう丁寧なブラッシングをすること、2つ目はフッ素塗布をする事です。フッ素には虫歯の進行を抑える効果だけでなく、歯質を強くして虫歯になりにくくする効果もあるので良いと考えられています。

C1〜C4など穴があいてしまった場合は、基本的に削る方法しかありません。削ってしまった歯は、現在のところ元通りにはならず、つめ物や被せ物で対応することになります。大切な歯を守っていくためにも、日頃のブラッシングと定期健診をしっかり受けていきましょう!



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筆者:seeker編集部

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