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2020/04/09
これって虫歯?虫歯は目で見て分かる・分からない?

虫歯は歯が染みたり痛んだりすることで気付く事が多いと思いますが、目で見て気付くことは出来るのでしょうか。虫歯は見て分かる時と分からない時があります。
見てわかる虫歯の特徴
まずはじめに分かる時は以下のような特徴があります。
- 1.歯の表面が他の歯よりも白いまたは、ざらざらしてる。
- 2.小さな黒い点が奥歯の溝にできてる。
- 3.歯と歯の間が黒くなってる。
それぞれについて、解説していきます。

1.歯の表面が他の歯よりも白いまたは、ざらざらしてる。
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。
*治療法* 適切な歯磨きや、歯科医院で定期健診を行いましょう。

2.小さな黒い点が奥歯の溝にできてる。
虫歯になると、むし歯菌の酸によって歯が溶かされます。その過程で柔らかくなり、そこに食べ物などの物質が沈着して黒い点として見えることがあります。
*治療法* 穴が開いてしまっている場合は、歯を削り詰め物をします。
3.歯と歯の間が黒くなってる。
歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。
*治療法* 歯科医院で虫歯になってる部分を削り詰め物をします。

見てもわからない虫歯の特徴
目で見ても分からない時は道具の使用や症状によって分かる場合があります。
- 1.デンタルフロスを使用したときに引っかかる。
- 2.冷たい物、温かい物を食べた時に歯がしみる。
歯の内側にある象牙質という部分まで虫歯が進行した状態で冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。
*治療法* 虫歯に冒された部分を削り、詰め物や被せ物をします。
まとめ
虫歯は「目で見て分かる場合」と「分からない場合」の2パターンありました。少しでも違和感や気になる場合は歯科医院で診てもらいましょう。虫歯は初期段階であれば歯磨きをしっかり行う事で治る可能性があります。放置してしまうと歯がしみたり、痛みが持続し、噛んだ時に鋭い痛みが出たりします。 また治療内容も段階によって変わってきます。日頃の歯磨き指導から、歯を削ったり神経を抜いたり歯を抜いたり、最悪の場合では顎の手術を行う可能性が出てきます。そのためにも「早めに見つけて早めに治療する」という心がけを持つことが重要です。 また、お子さんがいる家庭は、仕上げ磨きを行うようにしましょう。子供の歯は大人の歯と違いすぐ虫歯になってしまうので、仕上げ磨きや歯科医院での定期健診をお勧めします。日頃からセルフチェックをこころがけましょう!
筆者:seeker編集部