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可能な限り天然歯を残す、MI(ミニマルインターベンション)ってなに?

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2020/04/29

MI ミニマルインターベンション メリット デメリット リスク
最近はseekerの医院紹介ページや歯科医院のHPなどでも見かけるMI(ミニマルインターベンション)。
「最小限の侵襲」などと訳されて、なんとなく分かるような気がしているMIについて、簡単に解説していきたいと思います。


■MI (ミニマルインターベンション)について
 MI(ミニマルインターベンション)とは、虫歯の治療に対してどれだけ歯を削らないで済むかという考えです。
2002年にFDI(国際歯科連盟)によって提唱された後、2016年に見直しが行われた虫歯治療法の新しい概念です。
できるだけ歯を削らずそして神経を取らないようにして生まれ持った歯を残す、それによって歯の寿命を長くするといったコンセプトがあります。
従来は虫歯ができると、大きく削って銀歯を入れていました。この銀歯が取れないようするためには虫歯の部分だけではなく、健全な歯も削る必要がありましたが、MI(ミニマルインターベンション)が可能になった要因は、虫歯を削った後に充填するプラスチックの歯(コンポジットレジン)の接着性の向上によるものです。

■MI (ミニマルインターベンション)のメリット・デメリット
●MI (ミニマルインターベンション)が実践できるようになるメリット
・歯の神経をとる頻度が少なくなります。
・麻酔の回数を減らすことができ患者さんの負担を減らすことができます。
・必要最低限の切削量で済むので極力痛みを減らすことができます。
・結果的に歯の寿命が向上します。

●MI (ミニマルインターベンション)のリスク・デメリット
・従来では神経をとる必要があるとされる歯でも、可能な限り神経を残して治療をトライするので、治療後にも痛みが出る事があります。
・また、神経が炎症をおこして不可逆的な要素になった場合は神経を取る必要があります。
・症例により保険治療でできる基本的な虫歯治療と、保険が効かないセメントなどをつかう自費治療になることがあります。
・軟化象牙質(歯を溶かす酸や菌がいる歯質の部分)を残して、殺菌する薬を使う場合は接着性が弱いので取れやすいことがあります。

■MI (ミニマルインターベンション)治療をするにあたって
 MI (ミニマルインターベンション) 治療するにあたって上記のようなメリットとリスク・デメリットがあります。
そのため、患者さん側にもしっかりとした理解がなければ「MI治療のはずが神経を抜かれた!」などといったトラブルにもつながりかねません。
そのためインフォームドコンセントが非常に重要になってきます。
歯科医院側が丁寧な説明を行い、患者さん側は治療に対しての適切な理解をした上で、満足する治療をするためにはお互いの信頼関係も重要になります。

大切な歯を長く残していく為に、とても有効なMI(ミニマルインターベンション) 治療ですので、ぜひ信頼できる歯科医院を選んで相談に行ってみて下さい。


→虫歯の治療が得意な歯科医院選びはこちらから  

(seeker編集部)

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