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2022/12/08

親知らずの虫歯を予防するには?便利なグッズと歯磨きの仕方

親知らずは磨きにくい場所に生えるため、虫歯になりやすいといわれています。親知らずの正しい磨き方を身につけることは、虫歯予防に効果的でしょう。また、親知らずをきれいに磨くための便利なグッズがあることを知っているでしょうか。

今回は、親知らずを磨くのにおすすめのグッズと磨き方についてお伝えします。


親知らずとは

親知らずとは、上下の歯列の一番奥に生える歯のことです。第三大臼歯と呼ばれており、ほかの永久歯と比べて生えてくるタイミングが遅いのが特徴です。

永久歯は15歳前後で生えそろいますが、第三大臼歯は10代後半から20代前半に生えます。親が知らないうちに生えるため、親知らずと呼ばれるようになったようです。

親知らずは、永久歯が生えそろった後に一番奥に生えてくるため、あごや歯の状態によっては場所が狭く永久歯と同じようにまっすぐ生えてこないケースがあります。

歯茎に埋もれたまま頭を出さないケースや斜めに生えるケースなどがあり、一番奥に生えることも相まって歯磨きがしにくい位置です。そのため、虫歯になりやすい歯ともいわれています。




親知らずの虫歯予防に便利なグッズ

ここからは、親知らずの虫歯予防に便利なグッズについてみていきます。



タフトブラシ

タフトブラシとは、通常の歯ブラシよりも先端が小さく尖った歯ブラシのことです。生え始めや斜めに生えている親知らずの細かい部分を磨くのに向いています。

毛先は山型タイプと平型タイプがあります。山型タイプは歯と歯の間や歯の付け根を磨くのにおすすめです。一方、平型タイプは歯周ポケットが深い人に向いています。




フロスと歯間ブラシ

親知らずとその前にある歯の間を磨くのに適しているのが、フロスや歯間ブラシです。歯ブラシだけでは取りきれない汚れを取り除けます。



ヘッドの小さい歯ブラシ

親知らずに限らず奥歯を磨くのには、ヘッドが小さい歯ブラシがぴったりです。ヘッドが小さいと奥の狭い部分までブラシが届きやすくなります。



フッ素入りの歯磨き粉

フッ素には、エナメル質を修復したり虫歯菌の活動を抑えたりといった効果が期待できます。歯ブラシや歯間ブラシなどと合わせて、フッ素入りの歯磨き粉を活用すると虫歯予防に有効でしょう。



マウスウォッシュ

マウスウォッシュは、歯ブラシでは磨きにくい場所まで入り込んで口腔内を殺菌します。歯磨きをサポートするためのグッズとしておすすめです。


歯間ブラシについては次のコラムをご覧ください。
関連記事:歯間ブラシで汚れの除去率アップ!自分に合った歯間ブラシを見つけよう



親知らずの虫歯予防に効果的な歯磨きの仕方

親知らずはそのほかの歯に比べて、歯ブラシが届きにくいです。歯垢や歯石がたまりやすく歯周病になりやすい歯といわれています。

親知らずが虫歯にならないためには、親知らずの生え方に合わせた正しい磨き方を身につけることが大切です。




基本的な磨き方

親知らずの歯磨きの基本は、口を小さめに開き、歯ブラシを斜め45度にいれて小刻みに磨くことです。上と両サイドから、親知らずだけを集中的に磨くようにすると良いでしょう。ヘッドが薄い歯ブラシを使用すると磨きやすくなります。

ただし、親知らずの生え方には個人差があるため、人によって歯磨きのポイントが異なります。自分の親知らずに適した磨き方については歯科医師に相談しましょう。



生えている途中の親知らず

親知らずが生えている途中は、親知らずの前の歯も磨き残しが出やすいといわれています。前の歯の後ろ側もタフトブラシで磨くようにしましょう。歯肉がかぶっている場合も同じようにタフトブラシを使って小刻みに動かすように磨きます。



手前の歯と接している親知らず

斜めに生えて手前の歯と接している親知らずは、接触部分に食べ物や歯垢が溜まりやすくなります。表面はタフトブラシを使って磨き、歯と歯の隙間はフロスや歯間ブラシを使ってケアしましょう。



親知らずが虫歯になってしまったら

親知らずが虫歯になると、痛みや腫れが強く出ることがあり、抜歯を考える人もいることでしょう。親知らずは狭い場所に生えるため治療が難しく、抜歯するケースも少なくないといわれています。

しかし、口を大きく開けられる人で歯科医師の手が届く範囲であれば治療は可能です。親知らずに違和感を覚えたら、早めに歯科クリニックを受診しましょう。親知らずの状態や虫歯の場所によっては治療ができるかもしれません。



定期検診で親知らずの虫歯チェックも忘れずに

正しい磨き方やデンタルグッズを使用して丁寧なセルフケアをしても、親知らずは生え方や状態などによって磨き残しができてしまうことがあります。

歯垢や歯石をそのままにしておくと虫歯になりやすくなるため、歯科クリニックで定期的にクリーニングをしてもらいましょう。虫歯の早期発見・早期治療にもつながるため、積極的に定期検診を受けてください。


定期検診については次のコラムをご覧ください。
関連記事:定期検診行く?行かない?これがお口の健康の分かれ道



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筆者:seeker編集部

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