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2023/05/23
ホームホワイトニングとは?方法やメリット、後戻り対策などを紹介

「ホームホワイトニングを試してみたい!」と思っている方はいませんか? ホームホワイトニングは歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」に比べ、歯科医院へ行く回数が少なくてすむため、歯科医院に通うのが難しい方にも実践しやすいホワイトニングです。 今回は、ホームホワイトニングに興味がある方に向けて、ホームホワイトニングの方法やメリット、後戻り対策などについてご紹介します。
ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングは、自宅でできる歯のホワイトニングケアのことです。歯科医院に頻繁に通う必要がない点が大きな特徴です。 ホームホワイトニング自体は自宅で行いますが、はじめるにはまず歯科医院へ足を運び、自分にあったマウスピースを作成してもらったり、歯を白くするための薬剤を処方してもらったりする必要があります。
▶こちらの記事では、「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」の違いについてお伝えしています。あわせてご覧ください。 ホワイトニング治療の流れを解説!
ホームホワイトニングの基礎知識
ホームホワイトニングの方法
ホームホワイトニングをはじめる前にまず歯をみがきます。その後、歯科医院で作ってもらったマウスピースにジェル状の薬剤をつけ、歯に装着します。 薬剤は、歯に装着したときにマウスピースからはみ出さないくらいが適量です。装着時間は歯科医に推奨された時間を守ってください。一般的には、1日1~2時間程度がよいとされています。 装着終了後はマウスピースをはずして洗い、自然乾燥させておきましょう。
ホームホワイトニングの頻度や期間
マウスピースの装着は、毎日もしくは週に数回の頻度で、2週間から2ヶ月ほど継続して行います。ホームホワイトニングを実践する頻度や期間は、歯科医と相談して決めましょう。 ホームホワイトニングでは、使用する薬剤の効果が穏やかであるため、効果を感じるにはある程度の時間が必要です。また、歯の状態によっても効果を感じられる時期は異なります。以上のことを理解し、歯科医の指示を守って継続することが大切です。
▶ホワイトニングに必要な期間についてはこちらの記事もご覧ください。 ホワイトニングの効果を実感するのにかかる期間は?

ホームホワイトニングの費用
ホームホワイトニングは治療目的ではなく審美目的なので、保険は適用されません。マウスピースを作成したり薬剤を処方したりするために、約3万~5万円はみておきましょう。 効果出現に時間がかかる場合は、ホームホワイトニングの期間が長くなるため、薬剤に関する費用負担が大きくなる点も頭に入れておいてください。
ホームホワイトニング期間中の注意点
マウスピースをはずした後は、歯の表面を覆う膜が剥がれ落ちている状態で、着色しやすくなっています。ホワイトニング直後の飲食は控えましょう。 また、せっかくホワイト二ングした歯が再着色しないために、普段から色が濃く着色しやすい飲料や食べ物も避けてください。レモンのような、酸性が強く歯に刺激を与える食材も避けましょう。 以下はホワイトニング期間中に避けたほうがよい食べ物です。

ホームホワイトニングの3つのメリット
好きなタイミングでできる!
ホームホワイトニングのメリットとして、タイミングを限定せずにできることがあります。在宅勤務中や就寝前のリラックスタイムなど、自身の都合がよいタイミングでホワイトニングを行えます。自宅でなくてもできるので、旅行などの予定がある方も心配ありません。
オフィスホワイトニングより長持ちする!
ホームホワイトニングで使用する薬剤の主成分「過酸化尿素」は、オフィスホワイトニングで使用する薬剤の主成分「過酸化水素」に比べると効果が穏やかです。時間をかけてじっくりと薬剤を浸透させていくため、オフィスホワイトニングと比較すると歯の白さが長持ちします。 個人差はありますが、6ヶ月から1年くらいは効果が持続するのが一般的です。
安全性が高く、コストが抑えられる!
前述のとおり、ホームホワイトニングで使用する薬剤は、オフィスホワイトニングで使用する薬剤と比べ効果が穏やかです。刺激が少なく安全性が高いため、知覚過敏など歯の痛みに弱い方も安心して使用できるでしょう。 それに加え、ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて少ない費用で行えることも多いです。コストを抑えたい方に適したホワイトニング方法といえるでしょう。
ホームホワイトニングは後戻りする…原因は?
後戻りとは、ホワイトニングで白くした歯が元の色に戻ってしまうことです。 ホワイトニングでは、歯の表面の着色汚れを分解して除去します。加えて、薬剤によって歯の表面のエナメル質の構造を変化させ、歯の奥にある黄ばみがかった象牙質を見えにくくしています。 けれども、時間が経つと歯は再石灰化されるため、象牙質が見えやすくなってしまい、歯が黄ばんで見えるようになるのです。 そのほか、着色しやすい食べ物などを食べることにより、再着色してしまうこともあります。

後戻りはリタッチで対応可能
後戻りをした際は、再度ホワイトニング(リタッチ)をすれば白くなります。ホームホワイトニングの場合、すでにマウスピースが手元にあるため、薬剤を処方してもらえばすぐにリタッチを行うことが可能です。 ホームホワイトニングを再開したい場合は、歯科医に相談してみましょう。日頃から白い歯をキープするための食生活なども意識できるとよいですね。
筆者:seeker編集部