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コラム>審美・矯正

投稿日:2025/09/11

更新日:2025/09/11

ホワイトニングで後悔した失敗例|後悔しないために知っておきたいこと

歯を白くして笑顔に自信を持ちたい──そんな思いから、ホワイトニングに興味を持つ人が増えています。
しかし、施術後に「思っていた仕上がりと違う」「冷たいものがしみてつらい」と後悔するケースもあります。

この記事では、ホワイトニングで後悔した人の失敗例をもとに、事前に知っておきたい注意点や、後悔を防ぐためのポイントを解説します。


ホワイトニングで後悔した失敗例

ホワイトニングで白い歯を手に入れ、効果に満足している人もいる一方で、後悔してしまう人もいます。ここでは、実際に起こりやすい失敗例をご紹介します。


知覚過敏になった

ホワイトニングを受けた後に、よく見られる副作用のひとつが「知覚過敏」です。

知覚過敏とは、冷たい飲み物や風などの刺激に対して、歯が一時的にしみるような痛みを感じる状態のことです。
ホワイトニングでは薬剤が歯の表面のエナメル質だけでなく内側の象牙質まで浸透し、影響を及ぼします。薬剤によって象牙質が刺激に敏感になるために、このような症状が出ることがあります。

症状は一時的であることが多く、数日から1週間ほどで落ち着きますが、もともと歯の表面が薄い人や治療歴がある場合は長引くこともあります。
体質や歯の状態によっては、知覚過敏が起こりやすい人もいるので、ホワイトニングを受ける前に歯科医師に確認することが大切です。


歯が痛くなった

ホワイトニングの施術後、知覚過敏とは異なる「歯の痛み」を訴える人もいます。

知覚過敏は刺激に対して一時的にしみる症状ですが、それとは別に、持続的にズキズキ痛んだり、噛んだときに違和感が出たりすることもあります。
これは、薬剤の影響で歯の神経が炎症を起こしたり、虫歯やひび割れがあった歯の内側まで薬剤が入り込んだりしてしまったために発生する症状です。

ホワイトニング前に虫歯などを放置していると、痛みが出るリスクが高くなります。
施術後に痛みが出ることを防ぐためには、カウンセリング時に口腔内の状態をしっかり確認してもらうことが大切です。必要があれば、事前に治療を終えてからホワイトニングを受けるようにしましょう。


色ムラができた

ホワイトニングを受けても、歯の白さにムラが出てしまうことがあります。

「色ムラ」とは、歯の一部だけが白くなり、ほかの部分があまり変化しないことで見た目にバラツキが生じている状態です。原因としては、薬剤の塗布が均一でなかった場合や、詰め物・傷などによってホワイトニングの作用に違いが出てしまうことが挙げられます。

また、歯のエナメル質の厚みや歯の構造には個人差があり、色ムラの一因となる場合もあります。特に、歯の内部にある色素の分布がもともと均一でない場合も、白さのバランスに影響することがあります。

こうした色ムラを防ぐには、事前に歯の状態をしっかり確認してもらい、必要に応じて複数回にわけて施術を行ってもらうのが効果的です。
このように、色ムラは事前の確認と適切な対応で軽減できる可能性もあります。


歯が逆に黄ばんでしまった

ホワイトニングを受けたのに、思ったほど白くならず、かえって黄ばんで見えると感じる人もいます。
この現象は、施術直後に一時的に歯が白く見えたあと、時間の経過とともに自然な色調に落ち着いた結果、期待していた白さと差が出てしまうことが原因のひとつです。

また、施術後の歯は着色しやすい状態にあるため、カレーやコーヒーなどの色の濃い飲食物を早い段階で食べたり飲んだりすると、歯に色が付き、ホワイトニングを行う前以上に黄ばみが強調されてしまうこともあります。

想像していた白さとのギャップや、日常の過ごし方によって起こる再着色により、「黄ばんでしまった」と感じる場合もあります。このような事態を防ぐには、施術後の過ごし方にも十分注意が必要です。


色がすぐに戻ってしまった

ホワイトニング直後は白さを実感できても、短期間で元の色に戻ってしまう「色戻り」によって後悔する人もいます。特に、日常的にコーヒーや赤ワインなどの色素の濃い飲み物を飲む人や、喫煙習慣がある人は、再着色が早く起こる傾向があります。

また、ホワイトニングの効果は永続的ではなく、時間の経過とともに自然に色が戻ることは、どうしても避けられません。初回施術だけで満足のいく白さを長期間維持するのは難しく、定期的なメンテナンスが必要になります。

白さを長く保つためには、施術後の日常の習慣を見直し、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。




ホワイトニングをする前に知っておきたいこと

ホワイトニングで後悔しないためには、施術を受ける前に正しい知識を持っておくことが大切です。ここでは、実際に施術を検討する前に知っておきたい3つのポイントをご紹介します。


ホワイトニングの効果は即日では出ない

ホワイトニングをすれば、すぐに歯が真っ白になると思うかもしれません。でも実際には、施術直後に劇的な変化を感じられないケースもあります。効果の出方には個人差があり、回数を重ねながら変化を実感していく人も少なくありません。

オフィスホワイトニングでも、1回の施術では効果が出ないことがあり、理想とする白さに近づくには複数回の施術が必要になる場合もあります。

また、施術によって歯から水分が一時的に抜けて、施術直後は普段よりも歯が白く見えることがあるため、時間が経つと少し色味が戻ったように感じる場合もあります。あらかじめ効果の現れ方を理解しておくと、後悔を防ぐことにつながるでしょう。


ホワイトニングで歯が白くならない場合もある

すべての歯がホワイトニングで白くなるとは限りません。どんな歯が白くなりにくいのでしょうか。

神経を抜いた歯や、加齢のために黄ばんでしまった歯、テトラサイクリンなどの薬剤による変色がある歯は、ホワイトニングの効果が出にくいとされています。
また、詰め物や被せ物などには薬剤が作用しないため、白くなりません。かえって周囲の天然の歯との差が目立ち、不自然な見た目になってしまいます。

このように、ホワイトニングには向いていない歯があるかどうか、施術前に歯科医師によるチェックを受けることが大切です。


ホワイトニングの効果が永久ではない

ホワイトニングで歯が白くなっても、その状態がずっと続くわけではありません。時間の経過とともに、少しずつ元の色に戻っていきます。

とくにコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど色の濃い飲み物や食べ物をよく飲んだり食べたりする人や、喫煙習慣がある人は、再着色しやすくなってしまいます。また、歯の表面のエナメル質が薄くなっている歯も、色戻りが早く進む場合があります。

ホワイトニングの効果を長く保つためには、生活習慣の見直しとともに、定期的なメンテナンスを受けることが必要です。効果が永久に続くものではないことを理解して、施術を受けるようにしましょう。


▶ホワイトニングの効果についてもっと詳しく知りたい方は、
ホワイトニングの効果とは?持続時間の目安や長持ちさせる方法を解説 をご覧ください。




ホワイトニングで後悔しないためのポイント

せっかくホワイトニングを受けたあとに「失敗だった」と感じないためには、事前の準備と施術後のケアが大切です。後悔しないために、あらかじめチェックしておきたいポイントをご紹介します。


事前の情報収集

後悔しないためには、まず情報を収集して正しい知識を身につけることが大切です。
ホワイトニングには、自宅で行う「ホームホワイトニング」と歯科医院で受ける「オフィスホワイトニング」があります。それぞれの特徴や効果、費用などをきちんと理解することから始めましょう。

また、すべての歯が白くなるわけではないことや、施術後に再着色や色戻りの可能性があること、知覚過敏や痛みが出る場合があることなど、リスクがあることも知っておきましょう。
合わせて、事前に複数のクリニックの情報を比較し、施術内容や口コミなどをチェックし、納得できる選択をすることが大切です。


▶ホワイトニングに注意するべき人について詳しく知りたい方は、
ホワイトニングはしない方がいいと言われる理由は?注意するべき人についても解説 をご覧ください。


歯科医院でカウンセリングを受ける

ホワイトニングを受ける前には、歯科医師によるカウンセリングが行われます。ここで現在の口腔内の状態や希望する白さ、過去の治療歴などを確認し、歯科医師が適切な方法を提案します。

カウンセリングは、ホワイトニングが自分に合っているか、またどんな施術が向いているかを判断する大切な機会です。疑問や不安があれば、このタイミングでしっかり確認しておきましょう。



カウンセリング時に確認しておくべきポイント
カウンセリングの際には、以下の点を確認しておきましょう。

  • ホワイトニングの種類(ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング)の違いと自分に合った方法
  • 希望する白さと期間(急いでいる場合など)
  • 施術の方法や手順
  • 自分の歯がホワイトニングに適しているか(神経を抜いた歯、詰め物・被せ物、加齢による変色などがないか)
  • 虫歯や歯周病の有無と、事前に治療が必要かどうか
  • 知覚過敏や痛み、色戻り、色ムラなどリスクとその対処法
  • 施術後に気をつけるべき食習慣や生活上の注意点
  • セルフケアの方法やアフターケアについて
  • 歯科医師の説明を聞いたうえで、不安な点があれば遠慮せず質問し、納得してから施術を受けることが後悔を防ぐポイントです。


    施術後は着色しやすい飲食物やタバコに注意する

    ホワイトニング直後の歯は、表面のペリクル(歯の表面を覆う薄いタンパク質の膜)が一時的に剥がれた状態になります。ペリクルには色素の侵入を防ぐ役割がありますが、これがホワイトニングによって失われるため、歯は外部の色素を吸収しやすくなります。

    そのため、施術後24〜48時間は着色しやすい食べ物や飲み物(カレー、コーヒー、赤ワインなど)は避けるようにしましょう。タバコも再着色の原因となるため、控えることが推奨されます。

    もし色の濃いものを口にしてしまった場合は、すぐに水で口をゆすぐことで再着色を軽減できます。施術直後だけでなく、その後も着色しやすい飲食物や喫煙を意識的に避けるようにすることが、白さを保つためのポイントです。


    アフターケアを行う

    ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、施術後のアフターケアが欠かせません。

    まず基本となるのは、毎日の丁寧な歯磨きです。歯の表面を傷つけにくい柔らかい歯ブラシや、コーティング成分入りの歯磨き粉を使えば、ホワイトニング後のデリケートな歯を優しくケアできます。
    また、唾液には歯の再石灰化を促す働きがあるため、こまめな水分補給やキシリトールガムの活用も効果的です。

    さらに、定期的に歯科医院でクリーニングやメンテナンスを受けることで、色戻りの予防にもつながります。こうした日々のケアを継続することが、ホワイトニング後に後悔しないためのポイントといえるでしょう。



    ホワイトニングをしても大丈夫か確認した方がいい場合

    ホワイトニングは多くの人に効果が期待できますが、なかにはあらかじめ確認が必要なケースもあります。どんな場合に確認が必要なのでしょうか。


    虫歯や歯周病がある人:ホワイトニング剤が歯の内部や炎症を起こしている箇所にしみ込んで、痛みを引き起こすリスクがあるため、まずは治療を優先する必要があります。

    詰め物・被せ物がある人、神経を抜いた歯がある人:ホワイトニングでは白くならず、施術後に色の差が目立つ可能性があります。

    妊娠中・授乳中の人:安全性の観点から、ホワイトニングは控えることが推奨されています。


    該当する場合は、必ず歯科医師に相談し、自分にとってホワイトニングが適しているかを確認しましょう。




    まとめ

    ホワイトニングは、正しく行えば歯を美しく整え、自信につながる施術です。
    一方で、知覚過敏や色ムラなど思わぬトラブルに悩む人もいます。後悔しないために大切なことは、事前のカウンセリング時にしっかり疑問点を解決することや、施術後に適切なアフターケアをすることです。

    今回紹介した失敗例や確認ポイントを参考に、後悔のないホワイトニングを目指しましょう。



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    筆者:seeker編集部

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