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2020/02/26

インプラントの歯科医院選び、押さえておきたい7つのポイント!

インプラント治療は外科手術を用いて行うものであり、出血などを伴います。また長期間にわたって治療する方法でもあるので、インプラント治療を成功させるためにも歯医者さんをしっかりと選ぶ必要があります。




メリットも多いインプラントだけど・・

インプラント治療による医療事故には不明な点が多いですが、歯科の中では国民生活センターにも相談が多く寄せられる治療分類です。

日本顎顔面インプラント学会が行ったアンケートでは、事故として最も多いのは「神経麻痺」で、正しくインプラントが入っていないために神経を損傷して起きてしまっています。次いで「上顎の炎症」や「インプラントが正しくない位置に埋まってしまう」などが並んでおり、ここまででインプラント医療事故全体の約70%を占めています。このような事故に合わないためにも、出来る限りしっかりと歯医者さんを選び、納得した状態で治療を受ける事が大切です。



歯科医院選びのポイント

安心できるインプラント治療の歯科医院の選び方として、以下の点を参考にして選んでみて下さい。



1、院内の施設や器具は清潔かどうか。

インプラントは外科的な手術を伴うため、大前提として清潔な歯科医院を選びましょう。



2、治療に入る前に、歯科医師によるインプラント治療の説明がしっかりとなされたか。

不安も大きいインプラント治療。患者さんが納得した状態で治療に進めるよう、しっかりとした説明や質問に的確に答えてくれる先生を選びましょう。



3、成功例や利点だけでなく、失敗した場合に起きることや手術のリスクについても説明がなされたか。

インフォームドコンセントが一般にも知られるようになって久しいですが、インプラント治療においても、副作用やリスクの説明をきちんとしてくれる医院を選びましょう。



4、歯医者さんが患者の話を親身に聞いてくれ、信頼関係が築け最終的な意思決定を本人に委ねてくれるか。

信頼関係を築ける歯科医院を選びましょう。また、インプラントありきではなく、自身の状態に合わせた治療方法の選択肢を提示し、納得の上で治療に進んでくれる先生が良いでしょう。



5、インプラント治療の実績である“症例数”などの情報が長期的に証明されており、適切に開示されているか。

HPなどの広告でも症例数を謳う歯科医院は多いですが、広告に掲載される症例数は医療法によって「求められれば裏付けとなる根拠を示し、客観的に実証できる必要がある」とされています。



6、インプラント手術に関する術前、術中、術後の管理が出来ている。また、安全なインプラント治療を実施できるチームや、CT装置・全身を管理する装置など医療設備が充実しているか。加えて、緊急時に対応が出来るよう、救命救急に関わる研修を受けていたり、地域医療機関との連携システムがあり、すぐに適切な対応がとれるよう訓練されているかどうか。

手術を伴う治療になるので、術前~術後の管理や緊急時の対応がしっかりと出来そうか、確認しましょう。



7、使用しているインプラントメーカーが長期的な安全性と安定供給を保証する実績・歴史があるか。

インプラント治療の料金を決める大事な要素として、どのメーカーのインプラントを使用しているかがあります。安いだけで選ぶのではなく、どのようなメーカーを使用しているか確認しましょう。



さいごに

インプラントは失った歯の機能を取り戻す為に大切な選択肢であり、咀嚼力や審美性の高さから人気がありますが、同時に歯科医院選びがとても難しい治療でもあります。上記の点を参考にしながら、seekerで自分に合った歯科医院を見つけてください。



■参考文献
「よくわかる口腔インプラント学 第3版」2017年 赤川安正 医歯薬出版株式会社
「安全なインプラント治療の受け方8」2014年 鈴木純一 株式会社桐書房
「成功するインプラント治療の基本原則」2017年 河津寛 株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ



→インプラントの治療が得意な歯科医院選びはこちらから



筆者:seeker編集部

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