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2021/04/01

デンタルリンスで口臭・歯周病を予防しよう

口臭や歯周病の予防ができるデンタルリンスは、手軽に、そしてスピーディーにお口の中を清潔にできることから、大変人気のあるアイテムです。

ですが、使い方や選び方を知らず、ただなんとなく使用していると、その効果を十分に受けることができません。健康で清潔なお口を維持するためにも、デンタルリンスの効果的な使い方や的確な選び方を覚えておきましょう。


デンタルリンスとは?

デンタルリンスとは、液体タイプの歯磨き剤です。口臭や歯周病を予防するためには、デンタルリンスの使用が効果的です。


  • デンタルリンスには、大きく分けて下の3つの効果が期待できます。
  • ①お口の中の菌の繁殖を防ぐ
  • ②口臭予防
  • ③お口の中をすっきりさせる


デンタルリンスは液体なので、歯磨き粉で磨くよりも歯周ポケットや奥歯の裏など、お口の中の細かい部分にも成分が届きやすいことが最大のメリットです。また、舌や頬粘膜にもいきわたり、殺菌効果を発揮します。

研磨剤が含まれていないことも、デンタルリンスの特徴です。研磨剤は歯の着色であるステインが付きにくくなる反面、固い歯ブラシでゴシゴシ強く磨いてしまうと歯の表面や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。その点、デンタルリンスなら、口臭や歯周病を防ぐためにこまめにお口のケアをしても、必要以上に歯や歯茎を傷つけることがないのです。


マウスウォッシュ(洗口液)とデンタルリンス(液体歯みがき)

デンタルリンスと並んで、マウスウォッシュを呼ばれる製品がありますが、口臭や歯周病を防ぐ目的の上で両者に大きな違いはありません。マウスウォッシュやデンタルリンスを、30秒ほどお口に含んでうがいをすることで、口臭や歯周病の元となる食べカスや小さな歯の汚れ、ネバネバを洗い流します。>うがいだけで歯垢を落とすことはできないため、これに加えて歯ブラシを使ったブラッシングを行うと効果的です。日常の歯磨き後の仕上げや、口臭が気になる時に使用します。

また、外出先や人と会う前のエチケットとして、マウスウォッシュやデンタルリンスがあれば、手軽にお口をすっきりとさせることができます。次の章から、デンタルリンスを使った効果的なケアについて、細かくまとめてみましょう。



デンタルリンスを使うタイミング

デンタルリンスはブラッシングをする前にお口に含み、うがいをします。デンタルリンスがお口の中に行き渡ったら、ブラッシングをしましょう。デンタルリンスは、歯磨き前に使用することでプラークの除去率を高め、歯周病や口臭を予防することができます。デンタルリンスには研磨剤が含まれていないため、歯の着色が気になる場合は研磨剤入りの歯磨き粉の併用をおすすめします。デンタルリンスは食事のあとはもちろん、日常の様々なシーンで活躍するアイテムです。

まず、朝起きてすぐの使用。寝ている間は唾液の分泌量が減り、一日の中で最もお口の細菌が増えています。また、外出先でのランチの後や、人に会う前のエチケットとしてデンタルリンスでうがいをすれば、お口の中を清潔な状態に整えることができます。歯磨きをする時間がない時でも、お口を清潔にすることができる強い味方なのです。


デンタルリンスの効果的な使用方法

前述したように、デンタルリンスの効果を最大限に発揮するには、歯を磨く前にしっかりお口の中に行き渡らせることです。30秒ほど口に含み、液体をすみずみまで届かせるようにお口を少し動かし、その後軽く吐き出します。

でも、デンタルリンスでうがいをするだけでは、歯の汚れを完璧に取り除くことはできません。口に含んで軽く吐き出したあとは、お口に残った液体、もしくは歯ブラシにデンタルリンスを少量付け、歯を磨くをより効果を実感できます。通常の歯磨き粉と同様に、しっかりブラシを使って歯磨きしたあとは、もう一度お口の中全体をデンタルリンスで洗い流すか、お水で簡単にうがいをします。

また、歯と歯の間をきれいにするには、歯間ブラシにデンタルリンスの液をつけてみがくと、口臭や歯周病の予防にさらに効果的です。



選び方のポイント

デンタルリンスを選ぶ時の3つのポイント


1.効果で選ぶ

デンタルリンスを使う目的をもとに選びます。口臭や歯周病予防のほかに、虫歯予防や史跡の沈着防止など、デンタルリンスの効果は様々です。


2.香りやフレーバー、味で選ぶ

デンタルリンスによって、香りやフレーバー、味が異なります。甘いもの、刺激の少ない優しいもの、ミントが強く爽快感の強いものなど、バリエーションも豊富です。好みでないと使用することが嫌になってしまいます。口臭に関わる大切なポイントなので、好みのデンタルリンスを選ぶといいでしょう。


3.アルコール成分の有無で選ぶ

アルコール成分を含むデンタルリンスは、お口の中をすっきり爽快にする効果があります。ですが、アルコールが強めのデンタルリンスは口の中がしみてしまうことも。口内炎や歯肉炎、知覚過敏がある時やドライマウスの人、お口の中が敏感な人は刺激の少ないノンアルコールタイプをおすすめします。

また、デンタルリンスは外出先でも重宝するアイテムです。外出先で使用する場合やアウトドア、防災用品として選ぶ場合、ミニボトルやポーションタイプなどの持ち運びやすさを重視してみましょう。


まとめ

デンタルリンスは簡単なうがいだけでも、お口の環境を整えることができるため、場所や、タイミング、環境を選ばずデンタルケアがでいる便利なアイテムです、ワンランク上のオーラルケアをするためにもデンタルリンスを正しく使い、正しく選ぶことで、より効果を実感できるのではないでしょうか。



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筆者:seeker編集部

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