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2025/01/09
歯科専売の歯磨き粉を使うメリットを詳しく解説
今回は、歯科専門の歯磨き粉を使うメリットを詳しく解説します。
歯科専売の歯磨き粉は、市販品には含まれない成分が配合されていたり、有効成分の含有量がより多かったりすることが多く、虫歯や歯周病予防、歯の再石灰化や歯の着色汚れを落とす効果が期待できます。矯正中のケアにも適しており、口腔内のトラブル予防に最適です。
歯科専門歯磨き粉ならではのポイントを知り、ぜひ使用を検討してみてください。
歯科専売の歯磨き粉のメリット
歯科専売の歯磨き粉は、一般の市販品では得られない効果的な口腔ケアが期待でき、歯や歯ぐきの健康を守ることに繋がります。その理由は、虫歯や歯周病の予防に有効な高濃度フッ素や抗菌成分が含まれているためです。特に口内トラブルが気になる方にとって効果的だからです。
例えば、歯科専売品には歯の再石灰化を促進する成分や、安全性が高く効果的なホワイトニング成分が含まれている製品もあります。そのため、通常販売品以上の効果が期待でき、口腔内のトラブル防止に役立ちます。
フッ素含有量が多い
多くの歯科専売品には、1450ppmという高濃度のフッ素が配合されています。フッ素は歯の再石灰化を促し、歯質を強化する成分です。高濃度のフッ素は虫歯の進行を防ぎ、口腔内トラブルの改善に役立ちます。
さらに歯科専売品は高濃度フッ素が配合されているだけでなく、歯の着色や歯周病を予防できる成分も含まれることが多く、の強化と口内ケアを同時に希望する方にとって最適です。
高濃度フッ素配合の歯科専売歯磨き粉は、効果的な虫歯予防と口内環境の改善を求める方にとって、非常に頼れる選択肢となります。
歯のざらつきが気になるときはハイドロキシアパタイトが含まれるものがおすすめ
歯のざらつきやくすみが気になる場合、ハイドロキシアパタイトを含む歯科専売の歯磨き粉が効果的です。ハイドロキシアパタイトは歯の表面の細かな傷を埋め、再石灰化を促進する成分で、歯の滑らかさや光沢を取り戻すのに役立ちます。
ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉を使うことで、歯の表面に付着した微細な汚れを吸着・除去し、歯のざらつきを改善できます。そのため、歯のざらつきが気になる方や、口元の印象を清潔に保ちたい方にとって、この成分が含まれた歯科専売品は歯のざらつきの改善に繋がります。
フッ素が残りやすい低発泡タイプもある
市販の歯磨き粉の多くは歯ブラシを動かすと良く泡立つようになっています。しかし、専売品のなかには低発泡タイプの歯磨き粉もあります。低発泡タイプの歯磨き粉は口の中が泡だらけにならないため、比較的長い時間をかけて丁寧にブラッシングできます。
歯磨きの時間が長ければフッ素が口腔内にとどまる時間も長くなり、よりフッ素の効果が高まることが期待できます。
泡立ちが良すぎると磨き始めてからすぐに「しっかり磨けた」という爽快感を感じてしまい、ブラッシング時間が短くなる恐れがあります。良い気分に対して歯垢は落ち切っていないという状況も少なくありません。
また、鏡でブラシの位置を確認する際には泡立ちが少ない方が細部まで確認できるというメリットもあります。
▶歯磨き粉選びのポイントは、次のコラムをご覧ください。 歯磨き粉のおすすめは?選び方のポイント
迷ったら歯科医師や歯科衛生士に選んでもらうのがおすすめ
歯科専売の歯磨き粉は種類が多く、どれを選ぶべきか迷うこともありますが、そんなときは歯科医師や歯科衛生士に相談するのがおすすめです。
専門家は患者の口腔内の状態や悩みに応じて、適切な成分が含まれた歯磨き粉を提案してくれます。例えば、虫歯が気になる方にはフッ素濃度が高いもの、歯周病予防には消炎作用があるものなど、個々の状態に合わせた選択が可能です。
自己判断で選ぶよりも、専門的なアドバイスをもらうことで、口内トラブルに合った効果的なケアができ、より安心してケアを続けられます。
筆者:seeker編集部