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コラム>予防・メインテナンス

2021/04/08

ステイン除去!“エアフロー”でつやつやの白い歯に!!

鏡で見る自分の歯の表面が、思いのほか黄ばんでいたりくすんでいることに気が付いてびっくりした経験はありませんか?日々の生活は、歯が変色する要因であふれています。

歯の変色の要因は大きく分けて、「歯の質」と「歯の表面の着色」の二つ。今回は「歯の表面の着色」であるステインを除去し、つやつやした白い歯にする方法を紹介します。


ステインの原因は?

歯が黄ばんでしまう主な原因は歯の外側につく着色汚れ「ステイン」です。

ステインの原因は、主にコーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、カレーやチョコレートなどの色の濃い食べ物や飲み物、そしてタバコが挙げられます。
身に覚えはありますか?

これらの摂取回数が多ければ多いほど、またお口の中に留まっている時間が長ければ長いほど、歯の表面は着色し、やがて歯みがきだけで落とすことが難しくなってしまいます。ステインは、歯の表面のエナメル質を覆うように、毎日少しずつ時間をかけて蓄積し、だんだんと黄色くくすんだり、黒い点やシミのようになったりし、目に見てわかるほどの着色となって現れるのです。

着色した歯は不潔で不健康な印象を与え、くすんだ口元は表情を暗くしてしまうこともあるほど。ところが、一度歯の表面についたステインはとても頑固なので、セルフクリーニングでは安全に取り除くことはほぼ不可能といわれています。そこで今回ご紹介したいのが、ステインを除去することのできる「エアフロー」です。



エアフローって何?痛みはある?

エアフローとは、細かなパウダー状の粒子とお水を強力なジェット噴射で歯に吹きかけて、歯にこびりついた強固な汚れを落とす特殊な機械です。

歯の表面についたステインや細菌の塊であるバイオフィルムを、水圧とパウダー状の粒子の力ですみからすみまできれいにし、仕上げにはポリッシングカップなどでエナメル質を優しく磨くことで、つやつやの白い歯を手に入れることができます。

まれに、エアフローの強い水圧によってパウダーが歯茎や舌に当たり、チクチクした痛みを感じることがありますが、基本的に痛みはありません。しかし、知覚過敏の人は刺激や痛みを感じることもあるため、注意が必要です。


エアフローとクリーニングの違い

現在、一般的に「歯のクリーニング」と呼ばれている方法では、超音波スケーラーやハンドスケーラーという専用の器具を使って歯石やプラークを除去したり、研磨剤と専用のポリッシングカップやブラシなどを使って歯の表面をみがいたりします。しかし、器具やブラシが入らない細かい部分の着色は、落とすのが難しい場合があります。

クリーニングは、歯肉炎や歯周病治療の一環として、お口の病気の原因となる細菌の除去や定期的なメインテナンスとして行われます。一方エアフローは、主に予防や審美を目的とし、通常のクリーニングにプラスしたスペシャルケアとして行われるケースが多くみられます。

エアフローは、通常の歯科クリーニングでは落とすのに時間がかかる歯の表面全体についたくすみや着色、こびりついた強固なステインまでもきれいに落とし、虫歯や歯周病の原因となるプラークも、短い時間で取り除くことが可能です。また、これまで落としきることができなかった歯と歯の間や歯の裏側のような器具が届きにくい場所の汚れにも、水と空気、そして細かな粒子の力でアプローチができます。

さらに、エアフローはインプラントの上の被せものについた着色を落とすためにも使用されることがあります。従来のクリーニングで使用している金属のチップは、インプラントや金属、セラミックの表面に細かな傷をつけてしまうことがあるため、それらの表面に器具を当ててクリーニングをすることはできませんでした。エアフローなら歯を傷つけることなく、すみずみまできれいにみがくことができるため、どんな歯でもきれいにすることができるのです。



エアフローとホワイトニングの違い

注意して欲しいのは、エアフローとホワイトニングは違うという点です。エアフローは、ステインを落とし歯を白くきれいにすることができますが、元々の歯の色以上に白くすることはできません。歯本来が持つ白さを取り戻すことが、エアフローの効果です。

ではエアフローでは落とすことができない、加齢などによる歯の黄ばみや変色はどうしたらきれいになるのでしょう?そんな時に行うのが「ホワイトニング」です。歯科医院で行われるホワイトニングは、専用の薬剤と光照射器を使って、歯の内側から黄ばみをとり、歯の色を白く明るくすることができます。


エアフローはこんな人におすすめ!

このように、エアフローは歯の着色が気になる人におすすめの施術です。短時間で歯全体のくすみや着色を落としたい人、いつものクリーニングよりもさらにつやつやにしたいという人はきっと満足できるでしょう。またホワイトニングは着色のない状態で行うとさらに効果が出ますので、あらかじめクリーニングやエアフローでステインを取っておくこともおすすめです。

歯の着色は、ステインの原因となる嗜好品を避ければある程度防ぐことができるかもしれません。でも、それらはストレスの発散やリフレッシュに欠かせないという人も少なくありません。毎日のカフェタイムやワインなども楽しみつつ、クリーニングやエアフローで専門的なメインテナンスをしていれば、無理なく白い歯を維持することができるのです。


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筆者:seeker編集部

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