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2021/04/09

電動歯ブラシの選び方と歯磨きのコツ!

電動歯ブラシはブラシの細かな動きにより、お口の中のみがきにくい汚れを落とします。電力による振動や回転の力を使うため、ゴシゴシみがく必要はありません。電動歯ブラシの最大のメリットは、短い時間で手動の歯ブラシ以上にしっかりみがけることです。

また、どんな方でも短時間で効率よく歯をみがくことができます。
今回は効果を実感できる電動歯ブラシの選び方や使い方、管理の方法をお伝えします。


電動歯ブラシの種類

電動歯ブラシを選ぶには、まず駆動方式を確認しましょう。それぞれの特徴をまとめてみました。


回転式

円状のヘッドが回転し、歯の一本一本をしっかりみがくのが回転式です。手動の歯ブラシでは届かない部分のプラークを落とすことができます。ブラシがグルグル動くので、歯をみがいたという満足感を求める人にはおすすめですが、その分振動が大きく歯茎への刺激が強いため、扱いには注意です。


音波式

音波式の200~300Hzの振動は、ブラシの毛先が触れることのできない歯と歯茎の隙間の汚れにもアプローチします。高速で動くブラシと音波により発生するキメの細かい水流の力で、プラークを除去することができます。ブラシ自体が動くため、自分で動かす必要はありません。健康なお口から歯科治療中の方、高齢者の口腔ケアなど、幅広い層の方が使えるのが音波式です。また、豊富なラインナップも音波式の特徴です。持ち運びしやすい小型なデザインや、USB充電型、デザイン性の高いリップスティック型など、選ぶ楽しさもありますね。


超音波式

超音波の効果で歯からプラークを浮き上がらせ、みがき落とすのが超音波式です。超音波式の超高速振動は、虫歯の原因となるバイオフィルムさえも除去するといわれています。お口の細菌の結合力を低下させるため、歯周病治療中の方にも適しています。


電動歯ブラシを選ぶ時のポイント

電動歯ブラシを選ぶときには、駆動方式のほかに下記のポイントも気にかけてみましょう。


グリップのサイズ

手が小さい方は細めのグリップ、手が大きい方は太めのグリップを選ぶと、持ちやすく扱いやすいため、実際に手に取ってみるといいでしょう。


ヘッドの形

電動歯ブラシを初めて使う人は、歯や歯茎を傷めないために、小さめのヘッドから使い始めることをおすすめします。慣れてきたら徐々にヘッドの大きさを好みのサイズに変えます。



電動歯ブラシを清潔に保つには

電動歯ブラシも通常の歯ブラシ同様、保管方法を誤ると菌が増殖したり、本体やブラシにカビが生えたりします。歯をきれいに保つためにも、電動歯ブラシの正しい保管やメインテナンスの方法を覚えておきましょう。


ブラシ

歯磨きの後は、ヘッドを外して水流でよく洗い、付着した汚れを落としましょう。ブラシはもちろん、本体を差し込む内側の部分にも汚れがたまるので丁寧に洗い流します。洗ったあとは、しっかり乾かすことが大切です。洗ったブラシを本体に装着し電源を入れると、水滴を飛ばすことができます。電動歯ブラシは風通しの良い場所に保管しましょう。清潔な歯ブラシを維持するためにも、ヘッドはこまめに取り替えます。交換のタイミングは製品にごとに異なるため、必ず説明書を読み、目安を知っておきましょう。


本体

本体にも汚れや唾液がついてしまうことがあります。歯をみがいたあとは、濡れたタオルなどを使って汚れを拭き取りましょう。ブラシと本体の継ぎ目に汚れがたまると、故障の原因になるので、定期的なお手入れは欠かさず行います。


電動歯ブラシでプラークを除去する方法

プラークは、歯と歯茎の境目や歯間、奥歯、前歯の裏にたまりがち。最後にプラークを除去するために効率的な、電動歯ブラシの使い方についてまとめてみましょう。


歯と歯茎の境目や歯周ポケット・歯間

毛先を歯周ポケットに対して45度に傾けてみがくことで、歯と歯茎の境目に入りやすくなります。


奥歯

奥歯はブラシの先端を使い、後ろに届かせるように動かしながらみがきます。また咬合面と呼ばれるかみ合わせ部分は、ブラシをまっすぐに当ててみがきます。小さなヘッドや細いネックを選ぶとよりみがきやすくなるでしょう。


前歯の裏

ヘッドを縦にすることでブラシを当てやすくなります。歯と歯茎の間や歯間は、「歯ブラシのかかと」と呼ばれるブラシの下の部分を使うようにしましょう。



まとめ

電動歯ブラシでプラークを除去するには、毛先が広がらない程度の極めて軽い力でみがくことがポイントです。このように、電動歯ブラシは手動では落としきれない汚れを落とす優秀なアイテムですが、どんなに優秀な電動歯ブラシでも、歯間をきれいにするにはデンタルフロスや歯間ブラシが必要です。電動歯ブラシだけに頼ることなく、あくまで歯をケアするアイテムのひとつとして生活に導入してみてはいかがでしょうか。



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筆者:seeker編集部

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