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2021/06/17

歯がしみる!辛い時の対処法は?

冷たいものを飲んだり食べたりすると歯がしみて痛い、そんな辛い経験はありませんか?ズキーン!と大きな一撃を受けたり、ズキズキと地味な痛みが続いたり、その症状はさまざまです。時には痛みに悶えるほどに辛い時も…。そんな時、どうすればいいのでしょう。


歯がしみるのってどんな時?

むし歯になって歯に穴が開いたり、むし歯が神経の近くにまで進行したりすると、歯がしみることがあります。神経に冷たいものや酸味の強いものが触れることで、しみるような痛みが発生するのです。



また、歯周病によって歯茎が下がっていると、むし歯同様に冷たいものが歯にしみることがあります。本来であれば歯茎に隠れているはずの歯の根もとは、温度の変化に敏感なのです。

もしもむし歯や歯周病の心配がない場合、知覚過敏の可能性を疑いましょう。知覚過敏の場合、冷たいものや酸味があるもののほかに、チョコレートのような甘いものを食べた時や、寒い日の深呼吸などでも歯がしみるような痛みを感じることがあります。



自宅でできる痛みの対処法

しみるような痛みは、容赦なく襲いかかります。歯がしみる刺激が引き金となり、痛みが続くこともあるでしょう。そんな時は以下のことを試してみましょう。



歯みがき・うがい

食べ物が詰まることで歯がしみているなら、歯みがきやうがいで取り除くことができます。うがいをする水さえ歯にしみることもあるので、ぬるま湯でのうがいがおすすめです。痛みがある部分は優しくブラッシング、お口の中を清潔にしましょう。もしも知覚過敏が原因であれば、知覚過敏用の歯みがき剤を使うのもおすすめです。



歯の痛みに効くツボを押す

手のひら側の中指と薬指の付け根の間は「歯痛点」と呼ばれるツボです。軽い痛みを感じる程度の強さで、左右のツボを押したり揉んだりしてみましょう。また、手の甲の親指と人差し指の付け根の間にある「合谷」も、歯の痛みに効果があると言われています。親指の腹で円を描くように回しながら押してみましょう。



鎮痛剤を飲む

痛みが辛い時には、鎮痛剤を飲むことも有効です。ただし、鎮痛剤の効果が切れた時に痛みがなくなっていたとしても、歯がしみた原因が解決したわけではないということはお忘れなく。



歯がしみる時の治療法

歯がしみる原因や症状によって治療法は異なります。歯科医院を受診し、適切な治療を行いましょう。症状が軽い場合、お口の中をクリーニングしプラークコントロールをします。また、しみる部分に薬を塗布し歯の表面に膜を貼り、細かな穴をふさぐこともあります。そうすることで歯の神経に刺激を伝えにくくすることができます。

歯の表面のコーティングも治療方法のひとつです。コーティング剤や歯の質を強化するフッ素を塗布します。歯が削れていることでしみるような痛みが生じる時は、むし歯治療同様に歯科用レジンを詰めて修復することもあります。



歯の根元がえぐれて露出している時は、コーティングによる治療が行われることが多くありますが、場合により歯科用レーザーでの処置も効果的です。治療は歯科用レーザーを痛みがあるところに照射するだけ。歯の表面にできる薄い膜が歯の神経を保護し、歯がしみるのを防ぐことができます。

症状が重い場合は、歯の神経を取り除く治療が行われることがあります。神経がなくなればしみることもなくなりますが、歯を長く維持するためにも、できるだけ歯の神経は残したいもの。そのためにも日頃の予防が大切なのです。



歯がしみるのはもうこりごり!予防法が知りたい

自分にあった予防方法を知るためには、歯がしみる原因を明らかにせねばなりません。例えば、歯がしみる原因が歯周病であれば、歯みがき指導を受けて日頃のケアを改善する必要があります。もし歯ぎしりによる知覚過敏であれば、寝ている間にマウスピースを装着するなどの予防方法があります。

その中でも、総じておすすめの予防法が丁寧な歯みがきです。毛先がやわらかい歯ブラシを選び、プラークを取り除きましょう。ここで気をつけてほしいのが、ゴシゴシ磨かないこと。お口の中を清潔にしようと意気込むと、つい力がこもってしまいますが、それでは逆効果です。力を入れず歯ブラシを細かく動かし、歯を1本1本ブラッシングしましょう。



歯ブラシが触れるだけで歯がしみるという時は、知覚過敏用の歯みがき粉やしみる歯のケアに特化した歯みがき粉の使用がおすすめです。研磨剤を多く含む歯みがき粉は避けた方がいいでしょう。



「歯がしみる!」は歯からのサイン

歯がしみる時はお口の中で何らかの異常が起きている時。例え一瞬でおさまったとしても、必ず歯科医院を受診し適切な処置をせねば、もっと辛い痛みがやってくるかもしれません。歯からのサインは見逃さないようにしましょう。



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筆者:seeker編集部

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