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2021/10/19

インプラント手術、どのくらい痛い? 術後も痛みは続く?

インプラントは入れ歯に代わる義歯治療として近年ぐっと注目度が高まっています。入れ歯よりもインプラントの方がメリットが多いと言われることもあるだけに、興味がある人は多いはずです。 しかしどうしても気になるのは、インプラント手術に伴う痛みではないでしょうか。ここではインプラント手術の痛みや腫れについて詳しくまとめました。


インプラント手術は痛みがある?

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、そこに義歯を装着する施術です。人工歯根は骨と結合し、しっかりと固定されます。そのため、義歯であっても自分の歯のような感覚で食べ物を噛むことが出来る、残っている自身の歯や歯茎への負担が少ないなどのメリットがあります。

反面、顎の骨に人工歯根を埋め込むためには手術で歯茎を切開する必要があるため、手術の痛みや腫れが気になってインプラントに踏み切れないという声もよく聞きます。



まずインプラント手術の際に痛みがあるかというと、答えはNOです。虫歯や歯周病の治療と同じく、しっかりと局部麻酔を施してから手術を始めるため手術中の痛みはほぼ心配する必要はありません。インプラントの手術自体は、ケースによりますが難しいものばかりではありません。

インプラント手術では、人工歯根を埋め込むために歯茎を切開する必要があります。ただし、部位やインプラントの本数により異なるものの、インプラントの本数が1、2本であれば歯茎の切開部位自体はそれほど広範囲にはならないことがほとんどです。

手術に掛かる時間はインプラント1本につき30分から60分程度という歯科医院が多いようです。短時間の施術なので途中で麻酔が切れることもあまりありませんが、途中で痛みを感じた時にはもちろん麻酔を追加することができます。麻酔を打つ前には表面麻酔薬で軽い麻酔を施すので、麻酔の注射による痛みもありません。



歯科医院での麻酔は基本的に局所麻酔です。局所麻酔では手術の痛みは感じないものの、全身麻酔と違って手術中の音や振動ははっきりとわかります。音や振動によって恐怖心が募ってしまう人の場合は、静脈鎮静法などを用いてよりリラックスした状態で手術に挑むことも可能です。



インプラント手術後の痛みと腫れはどのくらい続く?

インプラント手術後数日は痛みや腫れがあると思った方が良いでしょう。歯茎を切開しているので、麻酔が切れれば痛みが出る人がほとんどです。ただ、痛みの度合いには個人差はあるものの、激痛とまでなる人は少ないようです。多くの人は処方された痛み止めを飲めば治まる範囲の痛みで済んでいます。

痛みは多くの場合2~3日、長引く人でも1週間程度で治まっていきます。腫れについても同様で、術後2~3日をピークに1週間程度で治まってくる人が多いとされています。ただし、痛みや腫れがあまりに長引く場合は感染症などの可能性が出てきます。手術後に処方された痛み止めや抗生剤を飲み切った後も痛みや腫れが治まらないようであれば歯科医院に相談しましょう。



インプラント手術後の注意点は?


出された痛み止めや抗生剤、化膿止めを飲み切る

歯科医院ではインプラント手術後に痛み止めや抗生剤、化膿止めを処方します。服用についての指示を守り、必ず飲み切るようにしましょう。特に抗生剤や化膿止めは感染症を防ぐために重要です。インプラントへの移行をスムーズにするためにも腫れや化膿を抑える必要があります。



しばらくの間安静にする

インプラント手術は難しいものではないとはいえ、歯茎や骨にある程度の負荷がかかっていることには間違いがありません。特に歯茎を切開、及び縫合しているので、傷口に負担が無いようしばらくの間は安静にする必要があります。</p>

NG/激しい運動や長風呂
手術当日の激しい運動や長風呂は避けましょう。血行が良くなりすぎ、傷の治りが遅くなる可能性があります。

NG/硬い食べ物
歯科医師のOKが出るまでは硬い食べ物も食べてはいけません。インプラント手術をすればすぐに元通りになんでも食べられるようになる訳ではないのです。ある程度の期間をおいて人工歯根が骨に定着したか、感染症などに罹っていないかなどを注意深く観察しなければなりません。硬い食べ物のせいでせっかくのインプラント手術が無駄になってしまう恐れがあります。

NG/寝不足
寝不足になると傷の治りが遅くなったり、骨と人工歯根が結合しにくくなったりするといわれています。寝不足だけでなく生活習慣が乱れていたり、栄養バランスが取れていなかったりするのもインプラント手術失敗のリスクが高まります。インプラント手術前後は健康的な生活になるよう心がけてみましょう。



インプラント手術後は歯科医による経過観察が必要

インプラント手術後の痛みや腫れは無いとはいえないものの、過度の心配は不要です。ただし、インプラントを入れた後は痛みや腫れが無くとも定期的なメインテナンスが必要になります。



定期健診によってインプラントによるトラブルを未然に防ぐことができます。異常がなくとも主治歯科医による経過観察を定期的に行いましょう。



→インプラントの治療が得意な歯科医院選びはこちらから



筆者:seeker編集部

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