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2021/10/28

入れ歯にも種類がある!気になる審美性や値段を解説

歯を失った場合、主に、ブリッジ、インプラント、入れ歯のいずれかを用いて治療を行います。この3つの中で、入れ歯にはあまりいいイメージを持たない人が多いのではないでしょうか?

ところが、近年入れ歯は多様化し、審美性が高いものも増えてきました。今回は保険適用内で機能の回復を優先するものや食事をする時の感覚が自然に近いものなど、入れ歯の種類について解説します。


入れ歯にも種類がある?


総入れ歯

総入れ歯と聞いて最初にイメージするものは「レジン床義歯」というプラスチック(レジン)で作られた入れ歯ではないでしょうか。保険が適用されるため、安価に作ることができます。壊れた時には修理がしやすく、お口に合わなくなっても調整が可能です。

しかし、厚みがあるためお口に入れた時に違和感を持つことも多く、しゃべりにくいと感じる人も少なくありません。また、粘膜がプラスチック(レジン)で覆われてしまうレジン床義歯は、食べ物の食感や温度が伝わりにくく、食事がおいしく感じられないという欠点があります。

そこで、金属のプレートが入った「金属床義歯」であれば、熱伝導が良いため食事の温度を感じられ、食べ物のおいしさを損ないにくいといわれています。

強度が高い金属だからこそ、お口の粘膜に接する部分を薄く作ることができ違和感が少ないという特長もあります。金属床義歯は保険が適用されず、ゴールドやチタン、クロムなど、使用する金属によって費用に幅があります。




部分入れ歯

部分的な入れ歯の種類も総入れ歯とあまり変わりませんが、大きく分けてバネで支えるタイプとプラスチック製の土台で支えるタイプに分かれます。一般的に部分入れ歯は、バネのような針金を周りの歯にひっかけることで入れ歯を支えています。

しかし、金属でできているバネが目立ってしまい、つけることに抵抗がある人も少なくありません。バネではなく土台​で支えるタイプの部分入れ歯であれば、金属が目につくことがないため、審美性に優れています。



審美性を重視するなら

前章でもお話したように、入れ歯を入れることに抵抗がある理由のひとつに金属のバネがあります。金属のバネは入れ歯を固定するために必要なものですが、口を開けた時に目立ってしまいます。

そこで近年では、白いバネの入れ歯やバネのない入れ歯など、審美性の高いものが選ばれることが多くあります。入れ歯をつけても歯や歯茎の色と同化するため境目を感じず、ぱっと見たくらいでは区別がつきません。また金属を使用していないため、金属アレルギーの心配も不要です。

また、残った歯の根にマグネットを埋め込み入れ歯を装着する方法も審美性が高い入れ歯といえます。マグネットで装着するので、金属のバネはありません。つけ外しが簡単なので洗浄しやすく清潔に保つことが可能です。




保険治療の入れ歯と自費の入れ歯


保険治療の入れ歯

入れ歯は保険適用内で作ることができますが、治療の内容や素材に制限があります。法律で決められた手順や素材で作る必要があり、お口がどんな状態であっても、定められた方法で治療を進めねばなりません。

保険が適用される範囲で作ることができる入れ歯は、「噛む」という基本的な機能の回復に特化した入れ歯です。できるだけ見た目に違和感がないように、歯茎の部分にはピンクの樹脂を使用し、義歯には白い素材が使われています。しかし、全く違和感がないかといえばそうではなく、自分の歯の質感とは異なります。また、入れ歯が外れないようにするための金属のバネが目立ってしまいます。



自費の入れ歯

前述したような金属のプレートが入った入れ歯や審美性の高い入れ歯は自費の入れ歯です。自費の入れ歯は、色や形、素材が選べ自然な歯に見せることはもちろん、装着した時の違和感を最小限に留めたり外れにくくしたりと、機能的な面でも優れている点が多くあります。入れ歯にはさまざまな種類があるので、お口の状態や生活スタイル、予算に合わせて選択するといいでしょう。



入れ歯はインプラントに劣るわけではない

手術が怖かったり高齢であったり、また骨の状態が十分ではなかったり支える歯がなかったりする場合、入れ歯によって治療を行うケースは少なくありません。近年ではインプラントに並んで、失った歯をカバーする手段として選ばれているのです。



それもそのはず。入れ歯は、外して洗浄できることからお手入れの手軽さはピカイチです。また、審美性や装着時の快適性、噛みやすさを兼ね備えた自費診療の入れ歯が選択肢にあることも大きな理由です。近年の入れ歯の多様化は、入れ歯に対するイメージを大きく変えるかもしれません。治療の際は、一度話だけでも聞いてみることをおすすめします。


 

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筆者:seeker編集部

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