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2022/10/20

歯磨き後にうがいをしなくても良い!?歯磨きの新常識

歯磨き後にうがいをしなくても大丈夫という歯磨きの新常識があるのをご存じでしょうか。歯磨きの仕方については耳にする機会があるものの、正しいうがいの仕方についてはあまり聞いたことがない方もいることでしょう。今回は、歯磨き後のうがいについて詳しく解説します。


歯磨き後にうがいをしなくても良い?

日本では、歯磨き後にうがいをするのが一般的かもしれません。口の中に泡や歯磨きの成分が残っていると気になってしまう方は、しっかりとうがいをする傾向にあるでしょう。しかし、歯磨き粉の成分をしっかりと落としてしまうと、汚れとともにフッ素やキシリトールといった成分も流れてしまいます。虫歯予防の目的でうがいをするのであれば、歯磨き粉の成分がなるべく流れないようにするのが良いでしょう。軽くすすぐ程度にしておき、何度も念入りにうがいをしないことが、歯磨き粉の成分を口の中に残すポイントといえます。


歯磨き粉に含まれるフッ素の働きとは?

歯磨き粉に含まれるフッ素は虫歯予防に効果があるとされています。ここでは、フッ素の効果について解説します。


効果1:歯質強化

フッ素はフルオロアパタイトという成分で歯をコーティングするため、歯の表面を丈夫にするといわれています。歯のエナメル質が虫歯菌の作り出す酸で溶けにくくなるためです。フルオロアパタイトでコーティングされた歯は、虫歯菌が酸を作ったとしても、溶かされにくいため虫歯予防となります。


効果2:再石灰化の促進

歯の再石灰化とは、歯を元の状態に戻すことです。歯の表面にあるエナメル質は、食事の度に溶けだす性質がありますが、だ液が酸を中和することでエナメル質が石灰化し元の状態に戻るといわれています。フッ素は、この再石灰化を手助けする作用があります。


効果3:虫歯菌の活動を抑える

フッ素は、虫歯菌の活動を抑える効果を持っているといわれています。虫歯菌の働きが弱くなると、食事に含まれる糖分を使って酸をつくりだすのを抑えられるため、虫歯予防につながります。



▶︎フッ素についてはこちらのコラムをご覧ください



歯磨き後にうがいをしないイエテボリ・テクニック

新しい歯磨き法『イエテボリ・テクニック』を聞いたことはありますか。スウェーデンの研究者が1995年に発表した新しい歯磨き法で、通常の歯磨き方法と比較して虫歯の予防効果が40%以上高いという実験結果が出たそうです。イエテボリ・テクニックの目的は、歯磨き粉に含まれるフッ素を口の中にできるだけ残すことです。では、イエテボリ・テクニックについて紹介します。


歯磨き粉の量

フッ素配合の歯磨き粉を歯ブラシにたっぷりと乗せます。歯ブラシの端から端までしっかりと乗せましょう。目安は2cmといわれています。


歯磨きの仕方

口の中全体に歯磨き粉が行き渡るようにブラッシングをします。歯と歯の隙間や歯茎との間など、歯全体に歯磨き粉が付着することを意識しながら2分程度磨きましょう。


うがい方法

口の中の泡をしっかりと吐き出すだけで、水で口をすすがないのが、イエテボリ・テクニックの最大のポイントです。どうしてもすすぎたい場合は、少量の水を使い、うがいの回数も最小限にすることとされています。


歯磨きをした後は

歯磨きをした後は、最低30分は飲食をしないこととされており、2時間飲食をしないことが推奨されています。


注意点

イエテボリ・テクニックは、12歳以上の方が対象となっています。小さな子供には推奨されていないので注意しましょう。また、インプラントに与えるフッ素の影響については研究段階のようです。インプラントを使用している方は、イエテボリ・テクニックを行う前に医師に相談すると安心でしょう。また、歯磨き粉の種類によってはうがいを推奨するものもあるため、使用上の注意を確認してから行うようにしましょう。


▶︎歯磨きの方法についてはこちらのコラムをご覧ください



結局、歯磨き後にうがいは何回すれば良い?

イエテボリ・テクニックは、口の中に歯磨き粉を残す歯磨き方法です。そのため、歯磨き粉を食べてしまう可能性があり、心配になる人がいるかもしれません。しかし、歯磨き粉をごくごく飲むのはもちろん良くはないですが、多少成分が口の中に残ったままでも大丈夫です。うがいをしないことに抵抗がある場合は、歯磨き粉に含まれるフッ素がなるべく口の中に残るように、できる限り少ない量の水でうがいすると良いでしょう。1回で口の中がすっきりする場合は1回で、2回必要であれば2回行うなど、いつもより少ない回数を意識するだけでも良いかもしれません。



定期的な歯科受診も大切

虫歯の早期発見・早期治療が、歯の健康を維持するためのポイントです。虫歯予防をするのであれば、歯磨き後のうがいに加え、定期的な歯科受診もしっかりと行いましょう。



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筆者:seeker編集部

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