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2023/02/21

虫歯予防にも最適!おすすめのおやつを紹介

気分を変えてくれたり疲れを癒してくれたりと、日々のちょっとした楽しみにもなるおやつ。しかし「おやつを食べたいけれど虫歯が心配……」と気にしている人もいるのではないでしょうか。

今回は、虫歯予防になるおやつについて紹介していきます。虫歯にならないために注意すべきことについても見ていきましょう。


虫歯になりにくいおやつの選び方

虫歯になりにくいおやつとしては、以下のようなものを選ぶのが理想です。


  • ・糖分が少ないもの
  • ・食物繊維が豊富なもの
  • ・噛み応えがあるもの
  • ・短時間で食べ終わるもの
  • ・歯にくっつきにくく、口の中に食べかすが残りにくいもの


次章からは、これらのポイントを踏まえて、具体的にどのような食べ物を選べば良いのか見ていきます。



虫歯になりにくいおやつ


主食類(おにぎり、パン、芋など)

米や小麦粉を使用したものなど、いわゆる主食となる食べ物は、噛むことで糖になります。このような糖は、ゆっくりと酸を出すことが知られています。麦茶などの甘くない飲み物との相性も良いため、虫歯になりにくいおやつと言えるでしょう。

また、成長過程にある子供の場合、おやつは一日三回の食事で摂りきれない栄養を補う役割があります。おやつに主食類を選ぶことで、足りない栄養を補うことができます。



果物や野菜(バナナ、みかん、りんご、野菜スティックなど)

野菜類は食物繊維が豊富です。よく噛んで食べると唾液の分泌が促進されるため、虫歯になりにくい食材と言えます。噛み応えがあるため少量で満足しやすいことや、栄養価が高いことも、おやつに適しているポイントです。

生の果物には果糖が含まれます。「果糖は虫歯になりそう……」と感じる人もいるかもしれませんが、生の果物はどちらかというと虫歯になりにくい食材です。

果物には食物繊維が含まれているため、よく噛んで食べることになります。それに加え、果物には酸味を持つものも多くあります。こういった理由から、果物を食べると唾液の分泌が盛んになり、虫歯になりにくいと言えるのです。

ただし砂糖が使われていて歯に付きやすいドライフルーツや、シロップ漬けになっている缶詰のフルーツは、口の中に糖分がとどまりやすく虫歯の原因になるため、注意する必要があります。




乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)

チーズや無糖ヨーグルトなどの乳製品は虫歯になりにくく、カルシウムを摂取することができます。



その他(アイスクリーム、プリン、ゼリー、おせんべい、小魚、ナッツなど)

アイスクリームやプリン、ゼリーなどは糖分が多い食べ物です。しかし、短時間で食べられて口の中に残りにくいため、比較的虫歯になりにくいおやつと言えるでしょう。

また、おせんべいや小魚などは噛み応えがあります。よく噛むことで唾液の分泌が促進されるので、虫歯予防につながります。ナッツも噛み応えがあるため、虫歯になりにくいおやつのひとつです。しかし誤嚥リスクが知られていますので、子供に与える際は注意しましょう。




注意が必要なおやつ

虫歯になりやすい食べ物には、以下のような特徴があります。


・口内に長く残りやすい ・糖分が多く歯に付きやすい


以上の点から考えると、キャラメルやアメ、ガム、チョコレートなどは、注意が必要なおやつに該当します。



食べる時間や頻度に気をつけて

おやつの食べ方でよくないのが「だらだら食べ」です。口の中に食べ物の糖分が長く留まるほど虫歯の原因菌が酸を作り出し、歯を溶かし続け虫歯を進行させることになってしまいます。

間食の回数が多いほど虫歯になりやすいため、おやつの時間をしっかり決めて何度も食べないようにすることが大事です。

子どもの場合、1歳~2歳は午前10時頃と午後3時頃の2回、3歳~5歳は午後3時頃の1回を目安に与えるようにしましょう。大人の場合も間食の回数は2回までが理想です。



飲み物にも注意

見落とされがちなのが「飲み物に含まれる糖分」です。甘い食べ物を控えていても、水分補給はジュースや清涼飲料水、スポーツドリンク……という人もいるのではないでしょうか。

水分補給としてこのような飲み物を使うと、時間を決めずにだらだらと飲み続けることになってしまいます。結果的に虫歯のリスクを高めてしまうことがあるため、注意が必要です。

また、おやつを食べる際、飲み物との組み合わせにも気を付ける必要があります。甘いおやつを食べる時に、糖分が多く含まれている飲み物を一緒にとると、口の中が酸性になりやすく、虫歯の原因になってしまうからです。

おやつを食べる時には、お茶や水、牛乳など砂糖が使われていない飲み物にする工夫も大切です。




食べた後はケアを忘れずに

子供にとってみんなで楽しくおやつを食べる時間は、心の安定につながります。味覚を育てるためにも、さまざまな味を経験することは大切です。また、大人にとってもおやつは、リラックスやリフレッシュになるのではないでしょうか。

甘いおやつを悪者にするのではなく、虫歯にならないためにはどうしたら良いかをしっかり知っておくことが虫歯の予防につながります。おやつを食べた後は、歯を磨くか、うがいで口の中をゆすぎ、口の中をきれいにする習慣をつけましょう。



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筆者:seeker編集部

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