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2024/12/05

電動歯ブラシはどんな種類がある?メリット・デメリットや選び方などを詳しく解説

電動歯ブラシを使ってみたいけれど、どれを選べばいいのか迷っていませんか?電動歯ブラシには種類がいろいろあり、それぞれ特徴があります。
本記事では、電動歯ブラシの主な種類とメリットやデメリット、そして選び方のポイントも紹介します。ぜひ電動歯ブラシ選びの参考にしてください。


電動歯ブラシの種類

振動式歯ブラシ

振動式歯ブラシは、ブラシヘッドが1分間に数万回振動します。この高速振動で歯の汚れを浮かせて歯垢を除去します。使い方が手動の歯ブラシに近いため、電動歯ブラシ初心者の方でも使いやすいでしょう。次に紹介する回転式と比べて刺激が少ないため、知覚敏感の方にもおすすめです。値段も手頃な価格のものが多く、入手しやすい歯ブラシです。


反復回転式歯ブラシ

反復回転式歯ブラシは、ブラシヘッドが高速で反復回転し、歯を包み込むようにして歯の表面をしっかりと磨きます。丸型へッドが多く、ブラシが小さめなのが特徴です。磨く力が強いため、強く押し当てすぎると歯や歯茎を傷める可能性があります。力加減には注意しましょう。


音波式歯ブラシ

音波式歯ブラシは、高速の音波振動を利用して歯垢を除去します。音波の振動が、ブラシの触れていない部分に水流を発生させ、歯間や歯周ポケットの洗浄効果が期待できます。音波式歯ブラシは、軽く当てるだけで汚れが除去できるため、歯や歯茎への負担が少ない歯ブラシです。


超音波ブラシ

超音波ブラシは、人間の耳には聞こえない超音波を使用して歯垢を分解します。プラークのなかの細菌や、ミュータンス菌を歯に付着させる不溶性グルカンも除去できます。歯や歯茎への刺激が少なく、矯正中の方やインプラント治療中の方におすすめの歯ブラシです。ただし、他の種類と比べると価格が高い傾向があります。




電動歯ブラシの3つのメリット

短時間で効率的に歯垢を除去できる

電動歯ブラシの最大のメリットは、手磨きに比べて短時間で効率的に歯垢を除去できることです。高速で動くブラシや音波の働きにより、手動では難しい細かな動きを実現し、歯垢をしっかりと落とします。


一定の圧力で磨ける

多くの電動歯ブラシには圧力センサーが搭載されています。このセンサーは、過度な力がかかっていることを検知すると、振動を弱めたり、止まったりして知らせてくれます。手動だとつい力を入れすぎてしまい、歯や歯茎を傷めてしまう可能性がありますが、電動歯ブラシは一定の圧力で歯を磨けるため、そうした心配が大幅に軽減されます。


歯茎のマッサージ効果がある

電動歯ブラシのメリットの一つに、歯茎へのマッサージ効果があります。振動や回転の刺激が歯茎の血行を促進します。血行が良くなることで、歯茎に栄養が行き渡りやすくなるのです。また、血行促進効果は歯茎の炎症を軽減し、歯周病の予防にも役立ちます。

ただし、過度な刺激は逆効果になる可能性があるため、使用する際は適切な圧力と時間で行うことが重要です。また、歯茎の状態に不安がある場合は、歯科医師に相談の上、適切な使用方法を確認することをおすすめします。



電動歯ブラシの3つのデメリット

初期コストと維持費がかかる

電動歯ブラシは、手動の歯ブラシに比べて本体価格が高く、初期投資が必要です。高機能なモデルになるほど価格も上がります。
定期的にブラシヘッドの交換も必要となります。一般的な歯ブラシよりも高価なため、継続的に維持費がかかるでしょう。


歯や歯茎を傷つける危険性がある

電動歯ブラシは効果的に歯垢を除去できますが、使い方を誤ると歯や歯茎を傷つけ、エナメル質の摩耗や歯茎の後退を引き起こす危険性もあるため注意しましょう。歯や歯茎の状態に異変を感じた場合は、すぐに歯科医師に相談してください。


充電が必要になる

多くの電動歯ブラシは充電式のため、バッテリー切れの際には使用できません。特に旅行時などは、充電器の持参が面倒に感じる方もいるでしょう。手動の歯ブラシに比べてかさばるため、持ち運びが不便な点もデメリットです。




電動歯ブラシの選び方のポイント

口のサイズに合っているか

口のサイズに合っているかを確認しましょう。ブラシヘッドが大きすぎると、奥歯まで届きにくくなり、効果的な歯磨きができません。多くのメーカーは異なるサイズのブラシヘッドを提供しているので、自分の口に最適なサイズを選びましょう。


付属ブラシが入手しやすいか

電動歯ブラシは定期的なブラシヘッドの交換が必要です。一般的に3ヶ月が交換の目安とされています。付属ブラシが入手しやすい製品を選びましょう。


振動・速度の調整機能や加圧防止機能があるか

電動歯ブラシの機能性も重要な選択ポイントです。振動や速度の調整機能があれば、自分の好みや口腔状態に合わせて使用することができます。例えば、知覚過敏の方は弱めの振動を選べる製品がよいでしょう。
加圧防止機能は歯や歯茎を保護する上で重要です。力加減が難しい方や、初めて電動歯ブラシを使う方にとっては、この機能は大きな助けになります。




まとめ:電動歯ブラシのメリットを活かして、効果的に使おう

電動歯ブラシを使うと効率的に歯垢を除去できたり、歯茎のマッサージ効果を得られたり、多くのメリットがあります。一方で、初期コストや使い方によるリスクなど、デメリットもあることを理解しておくことが大切です。

自分に合った電動歯ブラシを選び、電動歯ブラシのメリットを最大限に活かして健康的な歯と歯茎の維持に役立てましょう。

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筆者:seeker編集部

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