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予防・メインテナンス

歯のクリーニングとPMTCの医療費控除対象について解説

公開 2023年2月28日 更新 2026年2月26日 seeker編集部 監修 三宅 友紀(歯科医師)
歯のクリーニングとPMTCの医療費控除対象について解説

歯のクリーニングは保険適用でも保険適用外でも行われます。歯のクリーニングが保険適用にならない場合、費用が高額になってしまうケースも多いでしょう。

しかし、保険適用外のクリーニングであっても、目的によっては医療費控除の対象となることがあります。ご自身が受けた歯のクリーニングが医療費控除の対象なら、確定申告で申請することで節税できるかもしれません。

今回は、歯のクリーニングやPMTC(専門家による歯面清掃)が医療費控除の対象になるかどうかについてお伝えします。まずは歯のクリーニングの種類やメリットから解説しましょう。

歯のクリーニングとは?

歯のクリーニングとは、主にお口の中全体の歯垢や歯石を取り除くことです。特に歯石は、歯ブラシや歯間ブラシによるセルフケアで取りきることが難しいため、歯科クリニックで処置してもらう必要があります。

では、歯石が溜まるとどうなってしまうのでしょうか。歯のクリーニングをする目的とともに見ていきましょう。

歯のクリーニングとPMTCの医療費控除対象について解説

歯のクリーニングをする目的

歯のクリーニングをする目的は、口腔内の病気を予防することです。

歯と歯の隙間や、歯と歯茎との隙間に溜まった歯垢や歯石を放置してしまうと、細菌が増殖しやすい環境になります。細菌が繁殖した口腔内は、歯肉炎や歯周病などの病気にかかりやすくなるため、歯のクリーニングを行うことが病気の予防につながるのです。

歯のクリーニングでは、歯垢や歯石の除去以外にも、ステインの除去や歯の表面の研磨なども行います。病気の予防以外に、歯の見た目がきれいになるといった効果も期待できるでしょう。

正しい歯磨き方法が身についていない人や歯並びが悪い人は、歯垢や歯石を溜めやすくなってしまいます。歯肉炎や歯周病を予防するためにも、定期的なクリーニングが大切です。

歯のクリーニングの種類

歯のクリーニング方法には、以下のような種類があります。

  • ・スケーリング:スケーラーと呼ばれる器具で歯石を除去すること
  • ・超音波スケーリング:超音波のスケーラーで歯石を除去すること
  • ・ルートプレーニング:歯周ポケットにたまった歯石を除去すること
  • ・フロッシング:歯と歯の隙間にたまった歯垢を除去すること
  • ・エアフロー・ジェットクリーニング:強力なジェット水流で歯垢や歯石を除去すること

歯のクリーニングとPMTCの違い

歯のクリーニングの一つであるPMTCをご存じでしょうか。PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科クリニックで行われる「徹底した歯面清掃」のことです。

通常のクリーニングでは、歯の表面をきれいにしたり歯石を落としたりといった処置を行いますが、PMTCでは専門的な知識と技術を用いて総合的かつ徹底的にケアを行います。

たとえば、歯垢や歯石をしっかりと除去するために、歯垢を染色したり超音波スケーラーを使用したりします。さらに歯垢を除去した後、フッ素で虫歯予防をするなど予防処置を行うことも多いです。

ただし、歯科クリニックによっては、通常のクリーニングでPMTCに近い処置を行うこともあります。詳しい処置内容については、歯科クリニックで聞いてみるとよいでしょう。

歯のクリーニングとPMTCの医療費控除対象について解説
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歯のクリーニングをするメリット

歯のクリーニングをするメリットには、先にもお伝えしたとおり、虫歯や歯周病の予防があります。

また、歯の見た目もきれいにすることも可能です。歯には、赤ワインやコーヒーなどの飲み物やカレーなどの食べ物、タバコなどによって着色汚れが付きます。こういった汚れは歯のクリーニングでケアすることができます。

ただし、歯のクリーニングにはホワイトニング効果はありません。あくまでも自身の歯の色に近づける処置であることを知っておきましょう。

さらに、歯のクリーニングは口臭の改善や予防になることも知られています。口臭の原因のひとつに、繁殖した細菌が食べかすなどから発生させるガスがあります。歯のクリーニングで細菌の繁殖を防ぐことができれば、口臭を改善したり予防したりすることもできるでしょう。

▶口臭予防についてはこちらのコラムをご覧ください。
口臭予防のサプリメント、その効果は

歯のクリーニングとPMTCの医療費控除対象について解説

歯科でのクリーニングやPMTCは医療費控除の対象になる?

結論からいうと、歯科クリニックでのクリーニングやPMTCは、医療費控除の対象となる場合とならない場合があります。医療費控除の対象となるかどうかは「その処置が治療目的であるかどうか」がポイントです。

審美や予防を目的としている治療の場合、医療費控除の対象にはなりません。クリーニングやPMTCを行う場合は、歯科医にその目的や医療費控除について確認しておくと安心でしょう。

▶医療費控除についてはこちらのコラムをご覧ください。
医療費控除とは?対象になる医療費と確定申告

歯のクリーニングやPMTCをするなら医療費控除の確認も

歯のクリーニングやPMTCは、虫歯や歯周病の予防や口臭の改善、審美など、さまざまな目的で行われます。目的によっては医療費控除の対象になる可能性もあるので、処置を行う際、歯科医に確認してみてはいかがでしょうか。

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三宅 友紀 先生
歯科医師/都内歯科医院勤務
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監修者コメント

歯科医院で行うクリーニングやPMTCは、虫歯や歯周病の治療・進行防止を目的として実施される場合、医療費控除の対象となる可能性があります。

一方で、見た目の改善や予防のみを目的とした処置は、原則として医療費控除の対象外とされています。医療費控除の可否は「治療目的であるかどうか」が重要な判断基準となるため、処置内容や診断名によって扱いが異なります。

クリーニングやPMTCを受ける前に、その目的や医療費控除の対象可否について歯科医師に確認し、領収書を保管しておくことが大切です。

監修者紹介
  • 日本歯科大学を卒業後、東北大学病院にて臨床研修を行う。その後、一般歯科医院にて10年間勤務し、現在は都内歯科医院に勤務。
  • 日本歯周病学会認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修医指導歯科医
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この記事は2026年2月26日に更新しました。

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